ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー

乾パンとは?

※画像はイメージです。

乾パンとは、小麦粉を主原料とし、固く香ばしく焼き上げたもの。缶入りのものはなんと5年間という長期保存が可能です。また、水や火が利用できない災害時でもそのまま食べることができるため、非常用の備蓄食品としても活用されています。

缶入乾パン1缶は100gで、非常時の約1食分に相当します。(※1)

乾パンのカロリーと糖質量

乾パン1枚(3g)あたり

エネルギー量(カロリー)……12kcal
糖質量……2.3g(※2,3)

乾パン1缶(100g)あたり

エネルギー量(カロリー)……386kcal
糖質量……75.7g(※1,2)

お菓子と比べると

乾パンのカロリーや糖質が高いのかどうか、ほかのお菓子と100gあたりで比べてみましょう。

・クッキー
エネルギー量(カロリー)……513kcal
糖質量……60.7g

・ビスケット
エネルギー量(カロリー)……422kcal
糖質量……75.5g

・サブレ
エネルギー量(カロリー)……459kcal
糖質量……72.2g

・クラッカー
エネルギー量(カロリー)……421kcal
糖質量……72.3g

・ラスク
エネルギー量(カロリー)……387kcal
糖質量……49.9g

これらのお菓子と比較すると、乾パンはカロリーがもっとも低く、糖質がもっとも高い食品と言えます。乾パンは非常時の糖質補給として活用されることが多いため、糖質が高いことがほとんど。その一方、ほかのお菓子は糖質が乾パンより低い分、脂質の割合が高いです。(※2,4,5,6,7,8)

乾パンに入っている「氷砂糖」のカロリーは?

※画像はイメージです
氷砂糖は100gあたり、エネルギー量(カロリー)387kcal、糖質量100gです。

氷砂糖は糖質の補給だけでなく、唾液の分泌を促して水分の少ない乾パンを食べやすくする役割があります。糖質は体のエネルギー源として大切な栄養素である反面、摂りすぎると中性脂肪として蓄積されてしまうため、ダイエット中の食べ過ぎには注意しましょう。(※1,9,10)

乾パンの栄養や効果って?

乾パンに含まれる主な栄養素は炭水化物です。炭水化物はエネルギー補給に役立つため、非常時や災害時など、体力が奪われてしまう状況では欠かせない栄養素。ごはんやパンなど、主食の代用として非常時に活用できます。(※1,11)
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