ライター : china0515

フードアナリスト2級

名物「トマトすき焼き」を味わう「三田ばさら」の別邸が六本木にオープン

Photo by 懐石 三田ばさら 別邸

ミシュラン一つ星を3年連続獲得する、「三田ばさら」の姉妹店、「懐石 三田ばさら 別邸」が2022年3月17日(木)、六本木にグランドオープン。

本店 三田ばさらの名物「トマトすき焼き」をはじめ、別邸でしか味わえない「土鍋炊き込み御飯」や、和洋折衷の懐石料理まで楽しめますよ。

macaroni編集部もメディア向け試食会に参加し、コースの一部メニューを味わってきたので、気になるメニューを中心にご紹介します♪

別邸ならではの落ち着きのある空間

Photo by china0515

「三田ばさら 別邸」でのみ味わえるメニューがあるのはもちろん、お店は六本木から徒歩5分ほどの位置にありますが、一軒家のような3階建てとなっており、落ち着きのある空間で食事を楽しめますよ。

1階は4人まで利用できる個室、2階は2つ、3階は4人、6人まで利用できる個室が2部屋あります。プライベート感を演出する個室は、接待だけでなく、顔合わせやお祝いの席としても利用しやすいですよ。

今回、3階の個室で食事させてもらいましたが、ベランダはちょっとした中庭のような素敵な空間となっていました。なんと、プロジェクションマッピングで鯉までも映し出されていて驚き!

都会の中心にいることを忘れてしまいそうな演出に、しっかりと癒されました。

旬の食材を生かした懐石コース

Photo by 懐石 三田ばさら 別邸

毎月変わる季節懐石は、旬の食材を生かしながら、洋のエッセンスも取り入れたフルコース。基本の懐石コースは15,000円で、お肉のグレードアップで価格が変わります。

また、日本酒、ワイン、焼酎とドリンクも豊富で、本店 三田ばさらと同様に、料理ひとつひとつに合った、ソムリエ厳選のペアリングドリンクも楽しめますよ。

先付「蕗の薹のフリット 蕗味噌ソース」

Photo by china0515

この日のコースは春を感じられる「蕗(ふき)の薹のフリット」からスタート。蕗の薹の苦みと香りに、ミモレットチーズの芳醇な香りが相性が良いですね。

蕗味噌ソースもコク深く、まろやかな印象です。

強肴「牛フィレ肉のロッシーニ風サンド」

Photo by china0515

“三田ばさら” と焼印の付いた「牛フィレ肉のロッシーニ風サンド」。食パンで挟んだサンドイッチをイメージしていたので、せいろで運ばれてきたのには驚きです!

Photo by china0515

牛フィレ肉とフォアグラが挟んである、贅沢なサンドイッチ。“ロッシーニ” というと、一般的には「マデイラ酒」を使用して仕上げるところ、こちらでは熊本県の「赤酒」を使用しています。

赤酒そのものの独特な香りや苦味があるため、和食らしい味わいを楽しめますよ。ふんわりなパン生地と牛フィレ肉、フォアグラは、一瞬でなくなってしまうほどのやわらかさです。

造り替り「桜鯛と甘海老、赤貝の旨出汁ジュレ」

Photo by china0515

見た目の華やかな造り替り「桜鯛と甘海老、赤貝の旨出汁ジュレ」。器も遊び心がありますね。桜鯛、甘海老、赤貝の上には和風出汁、コンソメ、九州の甘醤油を使ったジュレ、キャビアが添えられています。

Photo by china0515

たっぷりと添えられたキャビアと旨出汁ジュレが輝いていて、まるで宝石のよう。思わず「きれい……」とつぶやいてしまいました。

出汁ジュレは口に入れた瞬間、ふわっと出汁の香りが広がり、奥深い味わいを楽しめます。桜鯛、甘海老、赤貝もそれぞれ肉厚で旨みが凝縮されていますよ。さっぱりとした味わいは、春の始まりにぴったり。
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