ライター : 上田 裕美

管理栄養士

蒟蒻畑を食べただけで痩せるわけではない

蒟蒻畑はヘルシーなイメージがあり、ダイエット中の間食やおやつとしても人気が高い商品です。

しかし蒟蒻畑は、「食べるだけで痩せる」というわけではありません。ダイエット中に食べるときは、カロリーや糖質量をしっかり確認して、賢く摂り入れることが大切ですよ。

管理栄養士おすすめ!蒟蒻畑ダイエットのやり方

一般的なダイエットは、消費するエネルギーよりも食事から摂取するエネルギーを抑えて、体重を減らすことを目的とします。

しかし、食事の量を極端に減らしたり、蒟蒻畑だけを食べたりするような単品ダイエットは、必要な栄養素が不足するおそれが。また、過度な食事制限は体が飢餓状態に陥り、少ない食事でも脂肪を蓄積しようとはたらくため、リバウンドしやすくなります。

蒟蒻畑は食事の代わりに食べるのではなく、食前や間食として摂り入れるのがおすすめです。(※1,2)

蒟蒻畑のダイエット効果3つ

腹持ちが良い

蒟蒻畑は、グルコマンナンという水溶性食物繊維を豊富に含んでいます。水溶性食物繊維は水に溶けるとゲル状になり、胃腸内をゆっくりと移動するのが特徴です。

少量でも満腹感を感じやすく、腹持ちも良いので、蒟蒻畑はダイエット中のおやつにピッタリですよ。(※3,4,5)

食後血糖値の急上昇を抑制

食事から糖質を摂取すると、血糖値が上がり、インスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血液中の糖質(ブドウ糖)を肝臓や筋肉に取り込むはたらきがありますが、一方で糖質を中性脂肪に合成するのを促す作用もあります。

蒟蒻畑に含まれる水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急上昇を抑えるため、ダイエットのサポートに役立ちますよ。(※3,4,6)

血中コレステロール値を下げる

蒟蒻畑に含まれる水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにするほか、血中コレステロール値を下げるはたらきもあります。

水溶性食物繊維は体内で消化吸収されず、小腸を通過して大腸まで届く栄養素です。腸内でコレステロールや胆汁酸を吸着し、便と一緒に排出するのを促すため、悪玉コレステロールの減少を助ける作用があります。(※3,4,7)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ