ライター : 上田 裕美

管理栄養士

J.S.Aソムリエ、調理師。栄養専門学校を卒業後、都内イタリア料理店で専門的な料理とワインの知識を学ぶ。管理栄養士資格を取得し、在宅訪問栄養指導、病院や保育園で献立やレシピの作成…もっとみる

監修者 : 中田 馨

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事・中田家庭保育所施設長

息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、24年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和…もっとみる

生後4ヶ月!離乳食の開始はいつからが目安?

生後4ヶ月頃の赤ちゃんは、首が座ってまわりが見渡せるようになり、いろんなものに興味を示しはじめる時期。手に取ったものを口に入れたがる仕草が見られることも多く、そろそろ離乳食の時期かな?と気になる頃でもありますよね。

「平成27年度乳幼児栄養素調査」の結果によると、生後4ヶ月に離乳食を開始したのは、0.8%と少数でした。

しかし、赤ちゃんの成長には個人差があり、月齢はあくまで目安のひとつです。離乳食の開始は赤ちゃんの発達状況を確認しながら、適切な時期を判断しましょう。(※1,2)

5〜6ヶ月頃が離乳食を開始する人が多い結果が!

最新のデータによると、離乳食の開始時期は生後6ヶ月の44.9%がもっとも多く、次いで生後5ヶ月が40.7%でした。

生後7ヶ月では8.7%、生後8ヶ月以降では3.6%と、割合がグッと低くなる結果に。

多くの方が生後5〜6ヶ月という月齢を目安にし、離乳食をスタートしていることが分かります。(※2)

離乳食開始はあくまでも目安!赤ちゃんにあわせて開始時期を見極めよう

Photo by macaroni

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食の開始時期は生後5〜6ヶ月頃が適当としています。しかし、適切な離乳食の開始時期を見極めるには、子どもの発達状況も確認することが大切です。

・首がすわっていて寝返りができ、支えてあげると5秒以上座れる
・スプーンを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなる
・食べ物に興味を示す
・よだれの量が増えた

月齢のほかにも、上記のような成長やサインが確認できたら、離乳食をスタートしましょう。(※3,4)

離乳食開始の目安は体重も考慮するべきか

離乳食をはじめる目安として、赤ちゃんの体重も考慮したほうが良いのか、悩む場合もあると思います。

以前は、体重をひとつの指標として、離乳食を開始する目安にしていたこともあったようです。しかし、現在は離乳食の開始時期を判断するうえで、体重は関係していないと考えられています。

前述したように、離乳食は月齢や発達状況を目安に、適切な開始時期を見極めましょう。(※3,4)

離乳食開始前は果汁を与えるのは避ける

ひと昔前は離乳食に慣れる準備として、薄めた果汁を与えるよう、推奨されていたこともありました。

しかし、離乳食をはじめる前の赤ちゃんにとって、もっとも最適な栄養源は母乳やミルクであり、現在では、果汁を与える栄養学的な意義は認められていません。

りんごやみかんなどの果汁は離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)から使えますが、適度に摂り入れる程度にして、与え過ぎには注意しましょう。(※3,5,6 )

離乳食の開始時期が近づく前の準備も大切!

授乳の時間

離乳食をスタートしてから約1ヶ月間は、一日1食を、午前中の授乳前に与えるのが適しています。また、食べることに慣れるためにも、なるべく同じ時間に与えるのが理想的です。

離乳食を開始する時期が近づいたら、あらかじめ授乳間隔を3〜4時間空くように調整しましょう。授乳間隔が規則正しくなると、生活リズムも整いやすくなり、離乳食をスムーズにはじめられますよ。(※7,8)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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