6. 切り口が平ら。芯の上の部分が盛り上がっていない

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「色、詰まり具合を見たら、最後は切り口が平らかどうか。切り口から芯の上部分をよく見ると、平らではなく盛り上がっていることがあります。

白菜は生命力が強く、カットされてからも成長を続けます。成長する過程で可食部の栄養や水分は芯の上に集められて、盛り上がってきます。つまり可食部ではない部分に吸い取られてしまうということなんですね。なので、なるべく葉に栄養や水分が残っている平らなものを選びましょう」

白菜の黒い斑点の正体は?食べても問題ない?

「よく白菜に見られる黒い斑点、これはカビでも腐食しているわけでもありません。黒い斑点はゴマ症といわれるもので、正体はポリフェノールです。症といわれると不安に思うかもしれませんが、病気ではありません。斑点のない白菜に比べて、味は落ちると言われていますが、食べても問題はありませんよ」

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白菜は内側から使うと良いって本当?

「通常、葉物野菜は外側から使うことが多いと思いますが、じつは内側から使うのがおすすめ。これは内葉に成長点があるからです。成長点を先に食べて取り除くことによって、白菜の成長をとめて栄養や水分の流出を抑えます。結果的に白菜が長持ちしますよ」

白菜の正しい保存方法は?

まるごとの白菜は新聞紙に包み、立てて保存

「白菜は乾燥に弱いのでまるごとの場合は、保湿のために新聞紙で包んで立てて保存してください。寒い時期は玄関やベランダなどの涼しい場所で、常温でも2週間くらいはもちます」

カット白菜は野菜室に入れない

「カット白菜の場合は、最適保存温度が0〜5℃。野菜室ではなく冷蔵室かチルドルームにいれてください。保存袋に入れて内葉から使っていきましょう」

6つのポイントを抑えて、上手に白菜を選ぼう

身近な野菜である白菜こそ、おいしいものを選ぶコツを覚えて、日々の食卓をより良いものに。葉脈、芯、重さ、色、見るべきポイントはいくつかありますが、一度頭に入れておけば、今後のお買いものに役立つことは間違いありません。

購入したあとも気は抜かず、使い方や保存方法に気をつけて、旬の白菜を思う存分楽しんでくださいね。

取材協力
取材・文/倉持美香(macaroni 編集部)
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