牛乳

牛乳は離乳食中期(生後7〜8ヶ月)から少量使えますが、飲み物として与えられるのは、離乳食完了期(生後12〜18ヶ月)以降です。

1歳を過ぎるまでは料理の材料として摂り入れ、必ず加熱しましょう。また、生乳から乳脂肪分を除去して粉末状にした脱脂粉乳も、牛乳と同じ時期から少量使うことができます。(※9,11)

チーズ

カッテージチーズは離乳食中期(生後7〜8ヶ月)から、プロセスチーズやクリームチーズは、離乳食後期(生後9〜11ヶ月)から与えられます。

また、市販されているベビーチーズは、プロセスチーズを小さくカットしたもので、赤ちゃん用のチーズではありません。厚みもあり硬いため、そのまま与えるのは1歳以降が目安です。食べるときは側で見守り、少しずつ噛めているか確認しましょう。(※1,3,4)

バター

バターは、離乳食後期(生後9〜11ヶ月)頃から、料理の風味付け程度に使用できます。1食あたりの使用量は2gまでにとどめ、使い過ぎないよう注意しましょう。

また、有塩バターには塩分が含まれているため、離乳食で使用するときは、無塩バターを使用するのがおすすめ。有塩バターを使う場合は、ほかの調味料を控えて、塩分の摂り過ぎを抑えることが大切です。(※12,13)

生クリーム

生クリームは離乳食後期(生後9〜11ヶ月)頃から、1食あたり5〜6g程度使用できます。生クリームには脂質が多く含まれているので、離乳食で摂り入れる場合は、油脂と考えて使用しましょう。

離乳食では積極的に油を使う必要はないので、メニューのバリエーションを広げたいときに、少量使うのがおすすめです。(※12)

離乳食に使用するチーズはアレルギーにも考慮する

チーズを含む乳製品は、アレルギー物質の表示が義務である、特定原材料7品目に含まれています。赤ちゃんにはじめてチーズを与えるときは、少量からスタートして、体調に変化がないか見守りましょう。

チーズを食べて体に蕁麻疹が出たり、下痢や嘔吐などの症状があったりする場合は、自己判断せず病院へ受診することが大切です。

また、はじめて食べる食品があるときは、かかりつけ医の診療時間内に与えるのがおすすめ。何かあった場合、すぐに診察を受けられるため安心ですよ。(※9,14,15)

離乳食中期のおすすめチーズレシピ2選

1. カッテージチーズとバナナの和え物

バナナを食べやすい大きさに切ってから軽く潰し、裏ごししたカッテージチーズと合わせましょう。バナナの甘みとカッテージチーズの酸味が良く合い、パクパクと食べられますよ。バナナの代わりに、薄皮を取り除いたみかんや、いちごを使うのもおすすめです。
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