管理栄養士が教える。離乳食で牛乳を与える時期はいつから?

栄養豊富で赤ちゃんの成長のためにも離乳食に取り入れたい牛乳ですが、アレルギーの心配や扱い方などで迷いがちな食品です。離乳食での使い方には栄養面で注意したいポイントも。始める時期、進め方とおすすめのレシピも一緒にご紹介します。

2019年12月12日 更新

ライター : i_ma

管理栄養士

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。

牛乳を離乳食で与える時期はいつから?

離乳食「中期」からはじめよう

牛乳を含む乳製品は、離乳食中期(7〜8ヶ月頃)から使うことができます。たんぱく源として使いやすいので、プレーンヨーグルトやカッテージチーズなどの乳製品も試してみましょう。 ただし牛乳は調理用とし、パンがゆやスープなど、料理に使ってよく加熱したものからスタートします。(※1)

飲み物として与えるのは「完了期」から

飲み物として牛乳を与えるのは、鉄欠乏貧血予防の観点から1歳を過ぎて離乳食も完了期(12〜18ヶ月頃)となってからとされています。 牛乳にはカルシウムとリンが多く含まれており、腸管からの鉄の吸収を阻害します。また生後9ヶ月ころになると体内に貯蔵されていた鉄が減少し、鉄不足になりやすくなります。 その時期に牛乳を多飲すると鉄が吸収できずさらに不足しやすくなるため、1歳を過ぎてからとされていますよ。(※1,2)

牛乳を離乳食で初めてあげるときの量は?

中期の場合

中期の一食での乳製品のめやすは50~70gです。ほかのたんぱく質と組み合わせたり、牛乳とほかの乳製品を合わせるときは量を調節して与えます。乳製品に限らず、はじめての食品を与えるときは、スプーンで1さじ程度から様子をみながらあげるようにしてください。(※1) 牛乳は調理用として加熱したものを与え、アレルギー症状(目や皮膚のかゆみ、発疹、くしゃみなど)や下痢をおこすことがなければ少しずつ増やしていきましょう。

後期(完了期)の場合

後期の乳製品のめやすは80g、完了期は100gです。こちらもたんぱく源が乳製品のみでの目安となるのでほかのたんぱく質との組み合わせ方によって量は調節していきましょう。後期、完了期になってからはじめて牛乳を試す場合も同様に、スプーン1さじからはじめてください。 進め方は同じで食べて問題が無ければ量を増やしてみてくださいね。毎回必ずこの量をあげなければいけないわけではないので、ほかのたんぱく質と合わせて調節しながら与えましょう。(※1)
Photos:5枚
濃い木のテーブルで白い器に入ったパンがゆ
白いココットに入ったミルクスープ
ピンクのシリコンケースに入った牛乳寒天
ガラスボウルに入ったカッテージチーズ
白くて深い器にごはんと盛り付けられたクリームシチュー
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