ライター : 上田 裕美

管理栄養士

J.S.Aソムリエ、調理師。栄養専門学校を卒業後、都内イタリア料理店で専門的な料理とワインの知識を学ぶ。管理栄養士資格を取得し、在宅訪問栄養指導、病院や保育園で献立やレシピの作成…もっとみる

監修者 : 中田 馨

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事・中田家庭保育所施設長

息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、24年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和…もっとみる

離乳食でチーズを使える時期はいつから?

※画像はイメージです
チーズには、プロセスチーズやとろけるチーズ、クリームチーズなどさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、どのチーズが離乳食で使えるのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。

チーズは、カルシウムやたんぱく質が豊富な食品。しかし、脂質や塩分も多く含んでいるため、赤ちゃんには消化しにくく、与える時期には注意が必要です。

チーズの種類によって、離乳食で使える時期は異なりますが、離乳食後期(生後9〜11ヶ月)からを目安にして与えましょう。(※1)

まずは知っておこう!チーズの種類

チーズの種類は、大きく分けてプロセスチーズとナチュラルチーズがあります。

プロセスチーズ……1種類〜数種類のナチュラルチーズを加熱して溶かし、再び冷やし固めたもの。

代表的なもの
・スライスチーズ
・キャンディーチーズ など

保存性も高く衛生的なのが特徴で、商品によって食感や風味が異なり、いろんな料理に幅広く活用できます。

ナチュラルチーズ……殺菌した生乳に乳酸菌を加えて作用させ、擬乳酵素を入れて固めたあと、水分を取り除いたものがナチュラルチーズです。

・フレッシュタイプ
・白カビタイプ
・青カビタイプ
・セミハードタイプ
・ハードタイプ
・ウォッシュタイプ
・シェーブルタイプ

大きく分けて7種類あります。(※2)

離乳食期ごとに使用しても良いチーズの種類

・離乳食中期(生後7〜8ヶ月)……カッテージチーズ
・離乳食後期(生後9〜11ヶ月)……とろけるチーズ、クリームチーズ、プロセスチーズ(スライスチーズ・キャンディーチーズなど)

カッテージチーズは脂肪や塩分が少ないため、離乳食中期から与えられます。ほかの食材と混ぜたり、裏ごしたりして使うのがおすすめです。

離乳食後期から使えるとろけるチーズは、細かく刻み、必ず加熱します。クリームチーズやプロセスチーズは潰して、食べやすくするのがポイントです。

特に、キャンディーチーズは、そのままの形状だと喉に詰まらせるおそれがあります。1歳半より前に与える場合は、手のひらで潰して、平らにしてから食べさせましょう。(※1,2,3,4)

与え過ぎは要注意!チーズの塩分量にも気をつけて

カッテージチーズは含まれる塩分量が少なく、100gあたりでは1.0gです。一方で、スライスチーズやキャンディーチーズなどのプロセスチーズは、100gあたり2.8gの塩分を含んでいるので、食べ過ぎには注意が必要。

例えば、生後6〜11ヶ月の塩分摂取目安量は、一日あたり1.5gです。スライスチーズ1枚(18g)あたりの塩分量は0.5gなので、塩分摂取目安量の1/3にあたります。

離乳食でチーズを使うときはほかの調味料を控えたり、減塩タイプのチーズを選んだりして、塩分の摂り過ぎに気をつけましょう。チーズを単品で与える場合も、一日あたりの量を決めて、与え過ぎないようにしてくださいね。(※5,6,7,8)

離乳食時に気をつける乳製品を摂り入れる順番

牛乳やヨーグルト、バター、チーズなど、乳製品にはさまざまな種類があります。同じ乳製品でも、離乳食に使える時期は異なるので、摂り入れる順番を把握しておくことが大切です。

プレーンヨーグルト(無糖)

無糖のプレーンヨーグルトは、離乳食中期(生後7〜8ヶ月)から与えられます。ヨーグルトは加熱の必要がなく、たんぱく質の分子が小さいため、初めて与える乳製品としておすすめの食品です。

また、ヨーグルトの種類には、フルーツ入りのものや、飲むヨーグルトがあります。これらの商品には糖分が多く含まれているため、離乳食では、無糖ヨーグルトを中心に与えましょう。(※9,10)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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