ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

個性派カレーにマニアが注目!五反田のおすすめカレーまとめ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

ビジネス街と飲み屋街が混在する大人の街・東京 五反田。長く愛されているカレー専門店のほかに、ランチにおもしろいカレーを出している居酒屋が多いことが特徴です。

居酒屋業界にとっては特に、コロナ禍の酒提供自粛および時短営業の打撃は大きく、テイクアウトにも適したカレーの提供をはじめたり、そもそも業態を変更したりする流れが一層強まってきました。お酒とともに歩んできた五反田の外食文化を救ったのは、カレーと言えるかもしれません。

さて今回は、カレー専門店だけでなく、興味深いカレーがいただけるさまざまなお店を紹介しましょう。

東京都内で本当におすすめのカレーまとめはこちら▼
前回の記事はこちら▼

1. 異色のカリスマレジェンド店「かれーの店うどん」

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創業は2001年、うどんがないのにうどんという店名の不思議なお店。店内の雰囲気も独特で、初めての方にはお店の公式サイトを見てからの来店をおすすめします。

これまた独特で、ものすごい文字数のwebサイトなのですが、絶対読んでから行ったほうが良いです。背景が真っ赤なので「赤いHP」と呼ばれており、店名の由来も書かれています。

こちらのシャバシャバなカレーは「すーぷかれー」と名付けられていますが、北海道スープカレーとは完全に別物。カレーとライスを別々に、交互に食べることが推奨されています。

いろいろ独特で最初は緊張するかもしれませんが、間違いなく東京トップクラスでおいしいカレー。絶対押さえねばなりませんよ。

ばじるぽーく

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900円+トッピング500円(税込) トッピング かれーたまご・チーズ・スパイシーひき肉・焼なす
初めて訪れる方におすすめしたいのが、この組み合わせ。完全にスープ状のカレーは最初おみそ汁のように滋味深く、あとからじんわり毛穴が開く辛さ。たっぷりのバジルと豚肉に加え、焼きなすを加えてみましょう。香ばしさがグンとアップしますよ。

デフォルトでちょっと多めのライスには、スパイシーひき肉とチーズのトッピングがマスト。これだけでもかなりおいしいキーマカレーになっちゃうんですから。

このお店の流儀に従って、スープカレーとライスを交互にいただけば、なるほど!と唸る旨さに。売り切れ御免の「かれーたまご」はちょっぴりおでん風。あったら、ぜひつけてみてください。

季節のすーぷかれー

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1,200円+トッピング300円(税込) トッピング チーズ、スパイシーひき肉
2回目以降の訪問で試していただきたいのが、一年で8種類ある季節のカレー。毎年同じタイミングで変わるので、カレー好きの間では季節の風物詩になっているんです。

写真は11月限定の「黄昏のロシアン」。粗びき肉、ピクルス、半熟卵でロシアの田舎風スープ的なカレーとのことですが、公式サイトによればそもそもそんな料理はロシアにないということ(!?)で、言わば妄想ロシアンカレーですね。卵の黄身がツンドラの大地に沈む夕日を表現しているのかしら……。

12月から2月の冬季には牡蠣カレーが登場で、こちらも大人気です。オーダー時には、ライスにチーズとスパイシーひき肉トッピングを忘れずに。
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2. 肉好き必見の牛すじ煮込みカレー「ホットスプーン」

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五反田駅西口側を代表するカレー店が「うどん」なら、東口側を代表するのはこのお店。新宿や丸の内にもお店がありますが、ここが本店です。

あめ色玉ねぎと牛すじ肉と香味野菜を6時間煮込んだブイヨンと、オリジナルブレンドの21種類スパイスを用いた牛すじ煮込みカレーが看板メニュー。グツグツと煮立った鉄鍋で提供されるのが特徴です。

お肉たっぷり、しかもごはんの大盛り無料と、食いしん坊にもぴったりなカレー店です。

和牛バラ肉と牛すじ煮込み 牛肉2倍カレー

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1,150円(税込)
ただでさえ贅沢な牛すじ煮込みカレーに加え、和牛バラ肉がたっぷり入った、肉好きにはたまらない天国級のカレー

グツグツ煮立った鉄鍋の内側は、甘辛な洋風カレーと肉の旨味。いんげん、にんじん、じゃがいもと、まるでステーキの付け合わせのような野菜も肉肉しさを演出しています。

カレーの辛さは選択可能、ライスは白米か五穀米で量も選べます。ホントにこのお値段でいいんですか……?
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