ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

胃もたれしているときの食事の摂り方

香辛料や酸味の効いた食べ物は控える

胃もたれが続いているときは、暴飲暴食を控えたり、胃にやさしい食事を摂ったりすることが大切です。カレーライスや辛い麻婆豆腐など、香辛料を多く使う料理は食べないようにしましょう。唐辛子をはじめとする香辛料は胃酸の分泌を高めるため、胃の粘膜が荒れるおそれが。

また、酸味の効いた食べ物にも同じ作用があり、注意が必要です。柑橘類や、酢の効いた料理をなるべく避けてくださいね。(※1,2,3)

消化の良い食べ物を選ぶ

胃もたれのときは、消化のよいものを選んで食べましょう。主食は、消化が遅い脂質が少ないお粥やうどんがおすすめです。野菜は消化酵素が含まれているだいこんや、消化に時間がかかる食物繊維が少ないにんじん、ほうれん草などが適しています。

また、低脂質な鶏むね肉や白身魚、大豆の加工食品は、消化にかかる時間が比較的短く、胃への負担を抑えられますよ。(※2,3,4)

よく噛んで食べる

胃もたれしている場合、ゆっくりと噛んで食べることも大切です。しっかり食べ物を噛むと、唾液の分泌量が増えるので消化を助けられますよ。

一方、噛む回数が少ないと、唾液に含まれる消化酵素がはたらきにくくなるおそれが。その状態で食べ物が胃に送られると、胃にかかる負担が増してしまいます。(※2,3,5)

コンビニでも買える!胃もたれしているときにおすすめの食べ物

おかゆ、雑炊

前述したように、主食のなかでも消化がよいお粥や雑炊は、胃もたれのときに適しています。栄養バランスがよくなるよう、たんぱく質が豊富な卵や、ビタミン・ミネラルが多く含まれるほうれん草を組み合わせて作るのがおすすめ。

また、コンビニでは、お湯を注ぐだけで食べられるお粥や雑炊が販売されています。料理をする元気がないときや、外出先などで活用してくださいね。(※2,4)
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