ライター : macaroni 編集部

注目の特徴あるお米+白ごはんに合うレシピとは?

Photo by akiharahetta

最近、お米の種類が増えたと思いませんか。農水省によると令和2年に作られたお米の種類はなんと869(※1,2)。10年前と比べて200銘柄以上増えていて、甘味や食感に特徴のあるお米が身近なものになってきているのです。

そこで新米の季節がやってきた今、5ツ星お米マイスター澁谷梨絵さんに、注目の品種と相性のよいレシピについて教えていただきました。

教えてくれた人

5ツ星お米マイスター/澁谷梨絵さん
日本で唯一、穀物の6大プロフェッショナル資格を持つ女性米屋。全国200カ所以上の田んぼに通い詰め、探し出した米や雑穀を百貨店で販売する。白いごはんとおかずを同時に作る、炊飯器レシピ本『炊飯器で一発定食』(学研プラス)が発売中
澁谷さんによると、これまでお米の好みといえばコシヒカリに代表される甘味と粘りを特徴とする銘柄に人気が集まっていました。

ところが、食の豊かさや健康志向の高まりから、お米の好みは細かくなり、お米の探し方が多様化しているそう。澁谷さんが感じるトレンドとして、食べたあとの腹持ち感や食感へのこだわりが見られたり、特定のレシピに合うお米を探したりする方もいらっしゃるそうです。

「近ごろは旨味を特徴とするお米がたくさん登場しています。食事に対する関心が高まって、消費者のみなさんが好みの味や食感、食べ方にこだわりを持ってお米を選ぶようになってきたことが背景にあるように思います。

硬めのお米を探している、もちもちしているお米を探している、お弁当でおいしく食べるのにぴったりなお米を探しているお客さまなど、具体的な要望をお持ちの方が増えているんですよ」

そこで本記事では、特徴のあるお米のなかから、澁谷さんおすすめの銘柄と、お米を楽しむのにぴったりなレシピをお伝えします。さらに新米の季節に合わせて、新米をおいしく炊くためのワザも教えていただきました。

1. 青天の霹靂(青森):さっぱり系の味としっかりとした粒のコンビネーション

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「『青天の霹靂』は日本穀物検定協会が公表している『お米の食味ランキング』で最高ランクの特Aに認定された青森が誇るブランド米です。

比較的あっさりとした味わいの品種ですが、粒が大きめで歯応えがしっかりしている特徴があります。それでいて幅広い食事にマッチするんですよ」

おすすめレシピ:肉じゃが、すき焼き、卵かけごはん

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「味がさっぱりしているため、濃い味の和食にとてもよく合います。たとえば、肉じゃがやすき焼きなど、しょうゆ、お砂糖を使ったお料理とおいしくいただけると思います。

粒がしっかりしていて、卵かけごはんにもよく合うお米です。水分を比較的吸わないので、卵かけごはんに好みの具材をトッピングしたアレンジ卵ごはんにして楽しむのもおすすめです」


肉じゃがのレシピはこちら▼

2. だて正夢(宮城):もち米みたいな食感と抜群の歯応え

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「モチモチ食感がおいしいお米のなかでも、粘りが強くもち米並の驚きの食感で、しかも歯応えもしっかりあるのが宮城県の『だて正夢』。

冷めてももっちりとした食感が楽しめるので、お弁当でお米が硬くなってしまうのを避けたいときにもおすすめのお米です」

おすすめレシピ:ぶりの照り焼き、海鮮丼

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「宮城県の特産にちなんで海の幸と合わせてみてはいかがでしょう。お魚であれば塩焼きではなく照り焼きがおすすめ。海鮮丼との相性もいいです」


ぶりの照り焼きのレシピはこちら▼
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