ライター : macaroni 編集部

マニアに聞く!明太子をおいしく食べるためのハウツー

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10月に入り、いよいよ食欲の秋到来!ごはんのお供として明太子が欠かせないという人も多いはず。ところが明太子は身近な存在だからこそ、メーカーや商品にこだわりはあっても、種類ごとの選び方や正しい保存方法はあまり知られていないように思います。

そこで、福岡めんたいこ地位向上協会理事長として活動されている田口めんたいこさんに、市販の明太子を買うときのコツやマニアならでは流儀を教えてもらいました!
福岡めんたいこ地位向上協会理事長/田口めんたいこさん 2020年、明太子屋さん巡りのために東京から福岡へ引っ越し。明太子を食べ比べるおもしろさと、明太子に携わる人たちの熱い想いを伝えるべく日々明太子活動にいそしむ。「#1日1明太」で投稿するInstagramを始めラジオなどさまざまなメディアで情報発信中。"明太子に人生をかけ、明太子で生きていく" のが目標
「良い明太子というと高級なものを想像する人もいるかもしれませんが、いまは市販の明太子もとってもおいしいんです。私からすると、明太子を好きな人は多いのに正しい扱いができている人は少なく、かなりもったいないと思っているんですよ!これからお教えするポイントを活用していただけたら嬉しいです」

明太子の選び方のポイントは2つ

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「よく明太子の選び方を教えてほしいと聞かれることが多いのですが、技術の発達もあってか、一般的にスーパーで販売されている商品もおいしいものが多いんですよね。これが良い、これは駄目という基準はないと思っています。なので、明太子を選ぶときは、特徴の違いで選んでほしいですね」

1. 好みに合わせて国産、海外産から選ぶ

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明太子は原料の卵が国産か、海外産かで特徴がことなります。スーパーには海外産が多く並び、国産の卵を使用した明太子は少なく、価格が高い傾向です。しかし、海外産だからおいしくないということはなく、好み次第なんです」

海外産はプチプチ感が強くさっぱりした味わい

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「海外産の卵を使用した明太子は皮がしっかりしていて、粒が大きめという特徴があります。プチプチとした食感を楽しめて、さっぱりしているので日常的に食べやすいです。コストパフォーマンスにも優れていて、普段使いで好まれているのは海外産ですね」

国産は粒が細かくてやわらかい

「一方、国産の卵を使用した明太子は、粒が細かくて皮が薄い。海外産と比べるとプチプチ感は少なく、しっとりしたなめらかな舌触りが特徴です。卵本来の旨味が強く、香り豊かな濃厚な味わいを楽しめます。

国産は価格が高く、スーパーで見かける機会は減ってしまいました。発見したらラッキーなので、ぜひ比較してみて。明太子の味や特徴の違いがわかると思いますよ」

2. 粒の状態と色を見る

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「スーパーで買うときにヒントになるのは見た目ですね。切れ子で販売されていることが多いと思うので、ぜひ粒の状態を確認してください。べたっとしておらず、一粒一粒がはっきり見えるものはおすすめです。また、着色料を使い過ぎていない、自然な赤さのもののほうがよいでしょう」
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