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子育てフードライター

日本で獲れる主なたことは?

※画像はイメージです

真だこ

真だこは日本近海に多く生息するたこです。日本で「たこ」というと真だこを指すのが一般的。近年では、モーリタニアやモロッコなどからの輸入も増えています。

全長は40~60cmほど。肉厚で食べごたえがあり、刺し身や煮物などさまざまな料理に活用されます。

みずだこ

みずだこは、世界最大のたこで、全長が3m以上にもなる大型種です。瀬戸内海以北の太平洋岸や日本海側の全域、北太平洋に広く生息しています。名前の通り水分が多く、真だこにくらべるとやわらかいのが特徴。ゆでて食べるほか、しゃぶしゃぶにするのもおすすめです。

たこの旬の時期はいつ?

たこの旬は地域によって異なります。真だこは東日本では冬、西日本では夏に漁獲量が増加。真だこが関西や瀬戸内地方で旬といわれるのは6月~9月頃です。この時期の真だこは、岩陰や海藻の間などに卵が入った袋を産み付けることから「麦わらだこ」と呼ばれることも。また、暑い時期に旬を迎えるため「土用のたこ」とも呼ばれます。

みずだこの旬は11月~3月頃。東北地方や北海道の冬の味覚として人気です。

たこの主な産地は?

農林水産省の海面漁業生産統計調査によると、2019年にもっともたこの漁獲量が多かったのは、北海道で約23,000トン。2位は兵庫県で約1,300トン、3位は青森県で約1,200トンと続きます。(※1)

関西には旬のたこを食べる風習がある

関西地方では、夏至から数えて11日目にあたる半夏生(はんげしょう)にたこを食べる習慣があります。この時期は農作業が本格的に始まることから、作物がたこの足のようにしっかりと根を張るように、と豊作を祈願する意味が込められていますよ。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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