料理の幅を広げる「チリパウダー」。チリペッパーやレッドペッパーとの違いとは？

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ライター : mau_naka

調理師 / 漢方コーディネーター / 発酵食品マイスター

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チリパウダーとは

チリパウダーってこんなもの！

チリパウダーとは、赤唐辛子をベースに、にんにくやクミン、オレガノ、パプリカなどのスパイスやハーブをミックスさせた粉末調味料のことをいいます。日本の七味唐辛子とは中身が違うものの、複数の調味料を組み合わせている点では似ていますね。

チリペッパーとレッドペッパーの違いは

チリパウダーと、チリペッパーやレッドペッパーの一番の違いは原材料と形状です。チリペッパーは乾燥させた赤唐辛子のみを粉末や粗挽きにしたもので、レッドペッパーは焙煎した赤唐辛子を粗挽き状にしたものである点に違いがあります。

スパイスが加えられているチリパウダーがスペインやメキシコ料理によく合うのに対し、強い辛みがあるチリペッパーは、キムチや麻婆豆腐などのアジア料理によく合います。

レッドペッパーは辛味だけでなく芳ばしい香りが特徴で、香味付けに最適です。

チリパウダー、チリペッパー、レッドペッパーの違いまとめ

チリパウダー・・・きめの細かい粉末状で、赤唐辛子のほかスパイスやハーブが混ざっているのが特徴
チリペッパー・・・粉末状や粗挽き状で、原材料は乾燥させた赤唐辛子のみなのが特徴
レッドペッパー・・・粗挽き状で、焙煎された赤唐辛子が使われているのが特徴

チリパウダーの使い方

※画像はイメージです

スペインやチリ、メキシコ料理に欠かせないとして本場では親しまれている定番調味料「チリパウダー」。強い辛みがあるため、料理に辛みを加える目的で使われているのはもちろんですが、そのほかにも魚や肉の臭みを消すのにも効果があります。

グリルチキンやタンドリーチキン、メキシコ料理の定番「チリコンカン」などがよい例ですね。