ちんすこうとは

Photo by 菅智香

ちんすこうは、沖縄の伝統的なお菓子のひとつ。小麦粉、ラード、砂糖を混ぜ合わせて焼いたもので、サクサク、ホロホロとした食感が特徴です。ひと口食べるごとに独特の甘さが口の中に広がります。

沖縄が琉球王国だった時代、ちんすこうはとても貴重なお菓子でした。貴族しか食べられず、庶民からするととても珍しい物です。そこから、「珍しい」という漢字の「珍（ちん）」と、沖縄の方言でお菓子を意味する「すこう」という言葉をかけあわせて「ちんすこう」という名がついたと言われています。

ちんすこうのレシピ

Photo by 菅智香

調理時間 20分

ちんすこうは「買うもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は3つの材料を混ぜ、成型して焼くだけと、とても簡単に作れるお菓子です。焼きたてのちんすこうは香り高く、市販品とは違う、格別のおいしさを堪能できますよ。

材料

Photo by 菅智香

薄力粉 50g
砂糖 25g
ラード 25g

ちんすこうのQ＆A

薄力粉以外の小麦粉でも作れる？：はい、強力粉でも作れます。
砂糖は何を使えばよい？：上白糖を使うとシンプルな味わいに仕上がります。三温糖の場合は独特の香ばしさが出て、黒糖を使用するとさらに濃厚な甘味とコクのある味を楽しめますよ。
ラードのかわりにサラダ油でも作れる？：はい、ラードで作るよりもサクサクとした食感になり、甘味も少し控えめになります。
保存方法と保存期間は？：密閉容器に入れて3日ほど保存できます。湿気やすいので早めに食べ切ってください。

砂糖の種類と特徴を解説。風味やおすすめの使い方もご紹介

みなさんが普段使っている砂糖は普通の白砂糖？それとも三温糖？砂糖にはいろんな種類があり、それぞれに風味や味わいが違うのです。この記事では上白糖やグラニュー糖、黒糖、てんさい糖など、12種類ある砂糖の特徴と風味、おすすめの使い方を紹介します。料理を作る際の参考にしてください。

作り方

1.砂糖とラードを混ぜる

Photo by 菅智花

砂糖とラードをクリーム状になるまでしっかり混ぜます。

2.薄力粉を加えて混ぜる

Photo by 菅智花

薄力粉をふるい入れ、ひとまとまりになるまで捏ねます。

3.成形する

Photo by 菅智香

8等分にして楕円に成形し、クッキングシートを敷いた天板の上に並べます。

4.オーブンで加熱する

Photo by 菅智香

200℃に予熱したオーブンで10分～15分加熱して完成です。

ちんすこうをもっと手軽に楽しもう！

「ちんすこう」と言えば沖縄のお土産の定番ですよね。いただきもので食べることはあっても、手作りのちんすこうを自宅で味わう機会はなかなかないかもしれません。しかし、ちんすこうは少ない材料で、とても簡単に作れるお菓子です。焼き立てのちんすこうはお土産とは別格のおいしさですよ。

ちんすこうを手作りして、日常的に楽しんでくださいね。

一日600個売れた！「ぬれちんすこう」は知っておきたい沖縄の新土産♪ - macaroni

1日に600個売れた新たな石垣島の名物「ぬれちんすこう」。沖縄といえば、サーターアンダギーや、ちんすこうが定番ですが、テレビで紹介され、1度食べたらクセになる♩と評判に。そんな、ちんすこうの概念を覆す「ぬれちんすこう」を徹底レポート！