「日本酒度」で甘口・辛口の度合いを判断します。

「日本酒度」というものをご存知ですか?日本酒には甘口・辛口がありますが、その度数をはかるものが日本酒度なのです。摂氏4度の水の重さを基本としてそれより重いものはマイナス、軽いものはプラスということになります。 甘口のお酒であればあるほどマイナスの数字が大きくなっていき、辛口であればプラスの数字が大きくなっていくのです。 中辛のお酒を飲みたい方なら「プラス2」あたりの日本酒度のものをセレクトするとちょうど良いようですよ。ひとつの目安として知っておいて損はないでしょう。
また、もう一つの目安として、「淡い」、「濃い」があります。 オーダーとしては、「辛口でスッキリ」や「甘くて濃い感じの」と店員スタッフに伝えると応えてくれるでしょう。

どの日本酒がどの料理に合うのでしょうか?

さて、では日本酒の種類別にどんな料理が合うのか、お話ししていきますね。

吟醸系→淡白な素材の料理

「吟醸」と書かれているお酒を飲んでいる時は香りの高いお酒ということなのですが、肉などの料理ではなく淡白な素材を使った料理にマッチするようです。白身魚の刺身やカルパッチョ、おひたしなど。山菜の天ぷらやアボカドのサラダなども合います。大吟醸酒ならば意外にもフルーツも合うようですよ。

純米系→しっかり味のついた料理

純米酒の場合は、コクのある風味が持ち味ですので、白米を炊いて食べるときにおかずとして合うものを合わせて注文するといいようです。しっかり味のついたものがいいでしょう。魚の煮つけや肉料理、炒め物など。

本醸造・普通酒→シンプルな料理

多くのお店においてある定番のお酒がこの種類です。香りはひかえめでもきりっとした辛口で、人気があります。どの料理にも比較的合うのですが、特にシンプルな料理がマッチするようです。冷ややっこ・酒蒸し・おひたし・酢の物など。

飲む温度はどうするか?

温度もお好みで飲めるのが日本酒のいいところです。銘柄ごとに一応最適の温度・飲み方はありますが、その辺はフランクに、お好みでオーダーすればいいのではないでしょうか?料理とそれに合った日本酒をチョイスしたら、「冷やで(常温)」「冷酒で」「熱燗で」と注文しましょう。 でも何でもかんでも、例えば熱燗というのもよくありません。「え、このお酒を熱燗で飲むの?」と言ったように、せっかくのいい日本酒を台無しにするケースもなくはないです。 いいお酒をいい状態で、美味しく飲むためにはスタッフさんに相談するのが一番です。冷酒用、熱燗用のお酒もあったりするので、気軽に聞いてみてください。
今や日本酒は「SAKE」として海外でも十分通用します。もちろんワインやビール、ウイスキーもおいしいですが、せっかく日本人に生まれたのですから、日本酒を味わわない手はないですよね。
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