トマトジュースの体にうれしい効果をもつ栄養素

トマトジュースの栄養素

  1. 真っ赤な色素のもと「リコピン」
  2. 体内の水分調節をする「カリウム」
  3. 体の調子を整える「ビタミン類」
  4. アミノ酸の一種「GABA」

真っ赤な色素のもと「リコピン」

トマトジュースの特徴でもある真っ赤な色のもとである色素がリコピンです。トマトのほかにはスイカやピンクグレープフルーツにも含まれます。カロテノイドの一種で、植物が自分の身を守るために蓄えている色素です。

強い抗酸化作用をもち、その作用はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの約100倍相当になると言われています。抗酸化作用を摂り入れたい方におすすめの栄養素です。(※6)

体内の水分調節をする「カリウム」

カリウムはナトリウムと一緒に細胞の浸透圧を調整しているミネラルです。ほかにも酸と塩基のバランスを保つ、神経刺激の伝達、心臓や筋肉の機能の調節などさまざまな調節に関わっています。腎臓でナトリウムの再吸収を抑え、排泄を促すことから、血圧を下げるはたらきももつ栄養素です。

ナトリウムの摂取量が多い方は積極的に摂り入れましょう。(※11)

体の調子を整える「ビタミン類」

トマトジュースにはビタミンE、ビタミンB類も含まれます。脂溶性ビタミンであるビタミンEはリコピンと同じく抗酸化作用をもち、体内の脂溶性成分を酸化から守るために、細胞膜に存在し、血管を健康に保つ、老化を抑える作用をもっています。

ビタミンB群はそれぞれ助け合いながら、脳や神経、皮膚の健康を保つのに役立つビタミンです。体内に貯めておけないため、毎日こまめに摂取するようにしましょう。(※2,6,12,13)

アミノ酸の一種「GABA」

GABAはアミノ酸の一種で、ストレスを軽減させるはたらきや、リラックス作用がある成分です。副交感神経を活発にし、ココロと体を落ち着かせるため、ストレスによる自律神経のバランスが崩れるのを抑えるはたらきが期待できます。

また、興奮状態を抑えることで、睡眠に入りやすい環境を整えるとも言われ、睡眠に入りにくい方にもおすすめです。(※14)

トマトジュースの効果を効率よく摂り入れましょう

トマトジュースにはリコピンやGABAをはじめとした、体に嬉しい作用をもつ栄養素が豊富に含まれていることがわかりました。これらの栄養素を効率的に摂取するためには、朝にトマトジュースを飲む、油と一緒に料理に使うなど、摂取の際に工夫をすると、より効率的にその作用を摂り入れることができます。

トマトジュースを手軽に活用して、栄養素を補いましょう。
【参考文献】
(2024/04/08参照)
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