ライター : Hikari

管理栄養士

「納豆キムチ」は体にいい?

納豆とキムチを混ぜるだけで作れる「納豆キムチ」。キムチと納豆は発酵食品であり、栄養価が高い食材というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。実際に納豆とキムチのような発酵食品を食べると善玉菌を摂ることができます。

善玉菌は、腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を抑え、腸の運動を活発にするという健康な腸内にするはたらきがあります。納豆キムチを食べることによって腸内環境が整うことが期待できるでしょう(※1)

納豆キムチのおすすめちょい足しと効果

おすすめの食材

  1. ごまの香りを楽しめる「ごま油」
  2. 栄養たっぷり「卵」
  3. 納豆によく合う「チーズ」
  4. カロリーを抑えながらボリュームアップ「豆腐」
  5. 納豆と相性抜群「オクラ」
  6. 簡単に栄養をプラス「アボカド」

ごまの香りを楽しめる「ごま油」

ダイエット中は特に油脂類を取り入れないという人も多いのではないでしょうか。しかし、ごま油は香ばしい香りが特徴で、納豆キムチにちょい足しすれば中華風・韓国風の味わいになります。

ごま油は必須脂肪酸であるリノール酸と、LDL(悪玉)コレステロールを減らすオレイン酸が豊富に含まれています。LDLコレステロールが高すぎると、血管にコレステロールが付着し血管が詰まるおそれがあるため注意が必要です。(※2,3)

栄養たっぷり「卵」

卵は栄養価が高い食品で、食物繊維とビタミンC以外の栄養素をすべて含んでいます。しかし、卵と納豆を組み合わせる場合、注意したい点がひとつあります。納豆のビオチンと卵白のアビジンという成分が結合しやすいため、ビオチンの吸収が妨げられてしまうおそれがあるのです。

納豆キムチと卵を一緒に食べたい場合は、少し加熱してアビジンを不活化させたり、卵白はほかの料理に使って卵黄のみ加えたりすると良いでしょう。卵は卵焼きやオムレツをはじめ、いろいろな料理に使えるので、納豆キムチのアレンジの幅も広がります。(※4,5)

納豆によく合う「チーズ」

チーズと組み合わせることで、納豆キムチだけでは出せないコク深さが楽しめます。

チーズは、牛乳から水分を除いて栄養を固めて作られています。100gのチーズを作るのにおよそ10~14倍の牛乳が使われているため、チーズは、牛乳の栄養がギュッと凝縮された食品であることが分かります。

チーズの代表的な栄養成分は、たんぱく質、脂質、カルシウムです。チーズに含まれるこれらの栄養素は体に吸収されやすいと言われています。(※6)

カロリーを抑えながらボリュームアップ「豆腐」

豆腐はあっさりとした味わいなので、納豆キムチと絶妙にマッチします。また、豆腐を納豆キムチに入れることでかさ増しされて、カロリーを抑えながらボリュームアップできます。

100gあたりのカロリーは絹ごし豆腐が56kcal、木綿豆腐が73kcal。ヘルシーなうえにたんぱく質を豊富に含む食材です。(※7,8)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ