ライター : macaroni 編集部

中川たまさんに教わるパイナップルの楽しみ方

Photo by macaroni

料理家の中川たまさんに、旬の果物の大人な楽しみ方を教わる本連載。第5回の果物はパイナップルです。パイナップルは、国産と輸入品で旬時期に少し違いがありますが、基本的には夏に食べ頃を迎えます。

そして、夏に恋しくなるものといえば、“スパイス”。今回は、パイナップル×スパイスをテーマとし、夏にぴったりの大人の果物レシピを教わりました。

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料理家/中川たまさん ケータリングユニット『にぎにぎ』を経て、2008年に独立。料理教室を主宰するほか、雑誌やイベントなどで活躍。旬の食材を活かしたレシピや、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。著書『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方 』(日本文芸社)では、さまざまな四季のフルーツを、より深く味わうレシピを多数紹介している
パイナップルカラーの素敵なお召し物の中川さん。「最近は、パイナップルもいろんな種類が出てきましたよね。日本のパイナップルは少し白っぽいのが特徴的。料理には、色味がきれいな台湾やフィリピンのパイナップルをよく使いますよ」といいます。

今回は、鮮やかな色味としっかりとした甘みを感じられる台湾パイナップルを使って、アレンジレシピを3つ教わりました。

1. 気分は南国!パイナップルサルサソースのタコス

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調理時間:15分

パイナップルサルサソースをかけていただくタコス。甘酸っぱいパイナップルと、スパイシーなタコミートが絶妙にマッチします。コリアンダーがふわっと香り、南国気分を盛り上げてくれますよ。トルティーヤチップスをバリバリと砕いてのせ、がぶっといただきましょう!

材料

〈サルサソース〉
・パイナップル……200g
・赤玉ねぎ……1/8個
・コリアンダー……2株分(トッピングにも使用)
・青唐辛子……お好みで3本くらい
a. 白ワインビネガー……大さじ1/2杯
a. 塩……小さじ1杯
a. オリーブオイル……大さじ1杯

〈タコミート〉
・合い挽き肉……200g
b. ケチャップ……大さじ1と1/2杯
b. ソース……大さじ1/2杯
b. チリパウダー……小さじ1杯
b. 塩、こしょう……各少々

・トルティーヤ……4枚
・レタス(細切り)……適量
・トルティーヤチップス……適量
・ライム……1/2個

作り方

1. パイナップルは薄いいちょう切り、赤玉ねぎは薄切りにする。青唐辛子、コリアンダーの茎はみじん切りにする

2. 1をボウルに入れ、(a)を加えてよく混ぜ合わせる

3. フライパンに合い挽き肉を入れて中火で焼く。表面に焼き色がついたら、出てきた余分な油を拭き取り、(b)を加えよく混ぜ合わせる

4. 温めたトルティーヤに、レタス、32、コリアンダーをのせ、お好みで砕いたトルティーヤチップスをトッピングし、ライムを搾る

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「パイナップルサルサソースは、チキン、ポーク、ビーフソテーなどとも相性抜群ですので、バーベキューにもおすすめですよ。混ぜ合わせて作っていけば、肉だけでなくさまざまな料理にかけて楽しめます。さっぱりといただけるので、これからの季節に重宝するひと品だと思います」

2. 新しょうがとカルダモン香る。大人のパイナップルジャム

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調理時間:20分

新しょうがをたっぷりと合わせる、大人のパイナップルジャムです。甘みの強いパイナップルは、単体でジャムにすると少し甘ったるくなりがち。新しょうがとカルダモンの爽やかな香りを加え、清涼感のある味わいに仕上げます。さまざまな楽しみ方ができるひと品です。

新しょうがを使うことで、たっぷりと加えても辛くなりすぎません。普通のしょうがを使う場合は、少し量を減らして調整してくださいね。

材料

・パイナップル……300g(正味)
・新しょうが……30g
・カルダモン……10個
・レモン果汁……1個分
・砂糖……90g

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