ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

焼きさばご飯がお手軽に。カルディで新アイテム発見!

Photo by macaroni

行くたびに新しい発見があるカルディで、新商品の「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」なるアイテムを入手。

ここ数年あらためてそのよさが注目されている、さば缶の炊き込みご飯が作れるアイテムのようですよ。さっそく実際に焼きさばご飯を作り、その味わいをレビューします。

カルディ「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」

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「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」168円(税込)
さば缶といえば、缶詰らしい日持ちの長さとどんな料理にしてもスッとなじむ凡庸性の高さ、さらにそのまま食べればつまみにもなるという非の打ち所のなさで、いまやストック食材として欠かせませんよね。何十年も昔からあったものの、ここ数年注目を浴びて筆者もあらためてさば缶の気づいたひとりです。

この度カルディから新しく発売された「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」は、そんなさば缶をさらにおいしく食べるためのアイテム。

ここに注意!さば缶の用意をお忘れなく

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さば缶deご飯には、しょうゆ、砂糖、食塩、しいたけ水煮などが含まれています。

「んっ!? さばはどこよ?」と思った方、筆者もそのリアクションでした。

パッケージ裏の商品説明をよく読むと「さばの水煮缶と本品を一緒に炊飯器で炊くだけで……」とあります。なるほど、どおりでパッケージが薄いなと思ったんですよね。実際カルディでは、さば缶と本品が並べて売られていました。本品だけでは焼きさばご飯はできませんのでご注意ください!さば抜きご飯になっちゃいますよ~。

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と、いうことでさば缶も慌てて追加購入。焼きさばご飯の素ひと袋に対して、さばの水煮缶1缶を使います。

あとは、ご飯に混ぜて炊くだけ!

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焼さばご飯の素は、細かく刻んだしいたけやが入った合わせ調味料です。具材が沈んでしまって見えにくいのですが、細切りのごまが入っていましたよ。

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白米2合を研ぎ、2合分の水加減をしたあと、焼きさばご飯の素1袋と水切りしたさば水煮缶を加えて炊飯します。

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さば香る、おいしそうな炊き上がり。缶詰を使うことでさばの面倒な下処理や骨抜きの必要がないので、そのまま豪快にほぐして完成です。

焼きさばらしいさっぱり味

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炊きあがりをよそってみると、筆者が自分で作る炊き込みご飯よりやや薄めの色合い。見た目の通り、醤油が主張しすぎない、まさに “焼きさば” らしい控えめな味わいですよ。

「さばの水煮缶だけでも同じように炊けるんじゃ!? 」と思った方、ノンノン!さばの水煮は食塩しか入っていないので味が薄く、さば以外の旨みが皆無。その点焼きさばご飯の素にはかつお節粉末や昆布粉末などの旨み成分が入っているので、「炊き込みご飯の味付け悩む問題」もまるっと解決してくれますよ。

少し気になった点を挙げるなら…

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気になった点をいくつか挙げるとすれば、「具材が少ないこと」と「値段が安くないこと」。

しいたけが入っているとはいえ、炊きあがってしまえばどこかに紛れてしまうレベルのごく少量。炊き込みご飯は具材ゴロゴロ派の方からすれば、物足りなさを感じるかもしれません。

さらに、168円の「さば缶deご飯 焼きさばご飯の素」と189円の「さばの水煮」をそろえるとなると、1食357円プラスお米代と決してお安くはありません。

とはいえ、さばを焼く手間、調味料を計量して出汁を取る手間、炊きあがってから骨を取り除く手間、を省いてくれると思うと、安いものなのかもしれません。
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