ライター : macaroni 編集部

台湾の有機食品が日本でブレークする!?

Photo by macaroni

定番の小籠包やルーローハン、お馴染みタピオカミルクティーはもちろん、いま話題の台湾カステラまで。

「台湾」と聞くと、ローカルフードからトレンドグルメまで、さまざまな食べ物が想起されますよね。

そんな食の最先端、台湾でいま注目を集めているのが「有機食材」!

実は台湾は政府をあげて、環境保全活動を強く推進中。その観点で有機農業の後押しにも力を入れていて、近年、それを扱う専門店がにぎわいを見せているんです。
あまり知られていませんが、台湾の有機農産物は、アメリカやカナダとも相互で承認を交わしていて、国際的にも高く評価される逸品ぞろい。

ここ日本でも、輸出入後の再審査なしで“有機”と表示したままの輸出入が可能になったことで、台湾産の有機食品が店頭に並ぶ機会が増えていくことが予想されています。

今回、macaroni編集部はそんな台湾産の有機食品に注目!本格的なブームがやってくる前に、その魅力を先取りしてご紹介します。

マカロニメイト考案!台湾の有機食品で作るおすすめレシピ

「台湾の有機食品」と言っても、そもそもどんな食材があって、どんな料理に使えるのかイメージしづらいですよね。

ということで今回は、日頃からさまざまなアレンジレシピを考案されているマカロニメイト3名の協力のもと、食材と合わせて、おすすめレシピをご紹介!

お惣菜からスイーツまで、日々の食卓にあとひと品添えられる料理や、おもてなしにもぴったりなメニューを考えてもらいました。

有機白米がおいしい魯肉飯 sakuracafe001さん

【使用食材】
・有機白米
・有機米粉ビーフン
・有機乾燥ヤマブシダケ
・焙炒(ばいしょう)烏豆茶

メインメニューの魯⾁飯(ルーローハン)に合わせた台湾の有機白米は、日本のお米の食感に近く、豚バラ肉との相性もぴったり。食卓に登場することの多い白米が有機栽培なのは嬉しいですね。

サイドメニューは台湾の有機⽶粉ビーフンに、有機乾燥ヤマブシダケ、海⽼、豚⾁、ピーマン、⼈参を合わせた炒め物です。有機乾燥ヤマブシダケは干し椎茸のように水で戻してから使います。クセがなくて、いろいろな具材と合わせる料理にも使いやすいですよ。

飲み物には焙炒烏豆茶を。豆の風味がしっかり感じられる香ばしいお茶です。

野菜の色彩をいかしたカラフル・スプリングロール chinamiphotoさん

【使用食材】
・有機ビーフン
・有機玄米ビーフン(かぼちゃ味)
・有機ハーブクコティー
・有機ドライストロベリー
・有機黒ごまクラッカー

メインのカラフル・スプリングロールは、台湾の有機ビーフン、有機⽞⽶ビーフン(かぼちゃ味)、 パプリカ、にんじん、きゅうり、厚揚げなどをライスペーパーで巻いています。野菜の色彩をいかした、見た目も鮮やかな生春巻きに。爽やかな見た目は、春の食卓やおもてなし料理にもぴったりですね。

料理に添えるお茶は有機ハーブのクコティーを。味わい深く、ほかのハーブとブレンドするのもおすすめです。有機黒ごまクラッカーやドライフルーツは、手軽につまめるおやつとして重宝しそうですね。

小麦が香るドライストロベリーの蒸しパン miru__momoさん

【使用食材】
・有機ドライストロベリー
・有機小⻨粉
・有機野放し緑茶

有機ドライストロベリーと有機小麦粉を使ったストロベリー蒸しパンは、香ばしくて素朴な香りの小麦粉にドライストロベリーの甘酸っぱさが絶妙にマッチ。粒の大きいドライストロベリーは蒸しパンやマフィンはもちろん、チョコレートでコーティングして簡単なおやつにしても良さそうです。

蒸しパンと一緒にいただく有機野放し緑茶は、ミドリムシを使ったお茶です。ミドリムシと聞くと、どんな風味?と疑問に思われるかもしれませんが、実は紅茶のような風味の飲みやすいお茶なので、ぜひお試しください。

まだまだある!編集部厳選、おすすめ台湾有機食品

主食からおやつまでそろえたい!有機米・有機農産物3選

Photo by macaroni

種類豊富な台湾有機食品には、まだまだたくさんの商品があります。そのなかで、食に精通したmacaroni編集部が、有機米を使った商品と有機農産物を厳選してご紹介します。

・有機米製ヌードル(写真右)
台湾最大の有機農場、銀川で栽培された銀川有機米を100%使用したライスヌードルです。ゆでた麺を野菜や豚肉と一緒に炒めて焼きそばや、サンラータンやフォーなどのスープと一緒に食べる料理に使うのがおすすめです。

・有機玄米ボーロ(写真左)
新鮮な有機玄米とシンプルな材料で作られた、お米の香りがあとを引くノンフライスナック。サクサクな食感でお子さまのおやつにもピッタリです!

・有機陸生イシクラゲ(写真中央)
陸生藍藻(りくせいらんそう)類の一種で、きれいな水と空気の栽培環境で育てられた栄養豊富な食材です。湯通しして和え物やスープはもちろん、旬の果物と一緒にスムージーにする調理法も現地ではポピュラーなんだそう。

栄養価の高いドリンクも!台湾有機加工食品3選

Photo by macaroni

有機加工食品からは、ドリンクとして手軽に取り入れられる穀物ミルクや、飲み物のほかスパイスとしても使用できる赤ウコン粉をご紹介します。

・有機黒ゴマ紫米穀物ミルク(写真左)
有機のミルクパウダーと濃厚な有機黒ゴマ粉末、台湾産の有機紫米を使用したまろやかでコクのあるドリンク。糖類無添加なので素材本来の豊かな味わいを楽しめて、お湯と混ぜるだけで手軽に栄養補給ができます。

・有機グルテンフリー黒ゴマ穀物ミルク(写真中央)
有機栽培の黒ごまを低温で焙煎することで、栄養を壊すことなく粉末にした黒ごまミルクです。黒ごまのほかに米粉や黒豆粉を使用しておりグルテンフリーなので、小麦アレルギーの方や美容面からグルテン摂取を抑えている方にもうってつけ。

・有機赤ウコン粉(写真右)
厳しい衛生管理のもと生産された有機赤ウコン粉は、ターメリックライスや、カレーへの風味付けのほか、温めた豆乳や牛乳に混ぜると手軽にウコンの栄養を補給できます。

台湾のシェフが腕をふるう!料理人考案のレシピ動画を公開中

現地の台湾人シェフが、有機食品を使用した料理をご紹介!ヤマブシタケやイシクラゲを使った包種茶ゼリーや、赤ウコンソースに炒めた米粉ビーフンとトコブシを盛り付けたレストラン仕立ての料理など、本格的なレシピ3品をご覧いただけますよ。

ゲストに手の込んだ料理をおもてなしする際におすすめです。

食品スーパーに並ぶ日が待ち遠しい

高品質で安心して利用できる台湾の有機食品には、料理に使う食材のほかに、手軽に食べられるスナックやドライフルーツなどがあり、ギフトにもおすすめです。

2021年4月、日本のバイヤー向けに台湾の有機食品をアピールする、台湾オーガニック食品の商談会が開催されました。

この記事で紹介したもの以外にも、さまざまな種類の台湾の有機食品を今後日本のオンラインショップやオーガニックスーパーなどで入手できる日が近づいています。店頭で見かけた際はぜひ手に取って、試してみませんか?
文/神山彩子(macaroniライター)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ