【細挽き】細かく挽くと香りも立ちやすい

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濃い目のコーヒーが好きな人は細挽きにしましょう味がしっかり出るので、濃厚でどっしりとした味わいを楽しめますよ。ミルクで割って飲みたい人にも細挽きがおすすめです。

細挽きは中挽きや粗挽きに比べて香りが立ちやすく、コーヒーのアロマを存分に堪能できますが、その反面お湯が落ちにくいため抽出に時間がかかり、雑味が出やすくなるので気をつけてください」

3. お湯の温度に注意する

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最後のポイントはお湯の温度です。コーヒーの挽き目だけでなく、ちょっとした温度の違いでも味わいに変化が生まれるとのこと。初心者が目安とすべきお湯の温度や、淹れる際の注意点を教えていただきました。

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「おすすめの温度は88度。初心者でもテクニックいらずでしっかりと豆のよさを引き出せますご自宅に温度計がない場合は、沸騰させたお湯を冷えたポットに移し替えるとちょうどいい温度になりますよ。

ただしコーヒーの旨味が出やすい分、えぐみも出やすくなります。お湯を注ぎ始めてから4分以内には抽出しきるようにしましょう」

番外編!今すぐできるペーパーリンスのすすめ

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最後に今すぐできるちょっとしたテクニックを教えていただきました。

「お金をかけずに誰でもできるテクニックにペーパーリンスがあります。コーヒーフィルター特有の匂いを軽減させる方法で、お湯を注ぐだけなので簡単です。

この紙の匂いをそのままにしておくと、コーヒーが冷めたときに余計な酸っぱさが出てしまいますとくに無漂白の茶色いフィルターを使っている人は、このひと手間を加えるだけで味が劇的に変わるはずです」

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「フィルターをセットしたら、お湯をたっぷり注ぐのがコツ。ペーパーリンスは“フィルターを湿らせるように”と表現されることが多いのですが、洗い流すイメージで多めに湯通ししたほうがよいです。

お湯を受け止めるサーバーやカップを温められるので、コーヒーが冷めにくくなり一石二鳥ですよ!」

ビバ中川さんが監修する「VIVA COFFEE」(東京都板橋区)

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全4回でコーヒーのいろはを教えてくれたビバ中川さんが監修を務める、自家焙煎コーヒー角打ち「VIVA COFFEE(ビバ コーヒー)」。

「コーヒー豆を買いにきたついでにサクッとコーヒーやお酒も楽しめちゃう気軽なスタンドです。コーヒーの相談なんでも聞きます!みなさんのお越しをお待ちしております」と中川さん。

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VIVA COFFEE 内観
メニューは、自家焙煎コーヒー豆各種、コーヒー、カフェオレ、燗コーヒー(カクテル)、煎茶、ホットドッグなど。

コーヒーの相談をすれば、的確なアドバイスをもらえるのはもちろん、知らなかったコーヒーの世界がどんどん広がるはず。アドバンスド・コーヒーマイスターのおいしいコーヒーを求めに、ぜひ足を運んでみてくださいね。ビバ中川さんはとても気さくでお話しやすい方なので、初心者の方でも気軽に相談できますよ♪

店舗情報

おいしいコーヒーのある新生活を

コーヒーの淹れ方はテクニックが必要そうでむずかしく見えますが、解説いただいたポイントはとっても簡単! ちょっとしたコツで味わいが格段に良くなります。

「コーヒーのいろは」は今回が最終回です。ビバ中川さんに学んだノウハウを活用して、おいしいコーヒーを新生活に取り入れてくださいね。

取材・文/大瀧亜友美(macaroniライター)
写真/實重かおり(macaroni編集部)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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