ライター : macaroni 編集部

最終回は、いよいよコーヒーの淹れ方!

前回は「コーヒー グッズの選び方」についてご紹介しましたが、連載最後となる第4回は、おいしいコーヒーの淹れ方。 初心者でも試しやすいよう、ポイントを3つに絞って教えていただきました。

▼前回(第3回)の記事はこちら

教えてくれた人

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アドバンスド・コーヒーマイスター/ビバ中川さん
日本スペシャルティコーヒー協会認定アドバンスド・コーヒーマイスター。株式会社アマナのコーヒークリエイターとしても活躍中。コーヒーは“五感を刺激するメディア”と称し、バリスタにとどまらずカフェの監修や新しいコーヒーの楽しみ方を提案するなど活動の幅を広げている。自身のコーヒーネーム「VIVA(ビバ)」を冠したお店「VIVA COFFEE」が2021年4月中旬にオープン予定。

1. 鮮度の良い豆を使う

これまでの連載でも語られてきましたが、おいしいコーヒーを淹れるには豆の鮮度が大切。では、初心者でも豆の鮮度の良い悪しを判断できるのでしょうか。

「簡単な方法があります。着目するのは焙煎日賞味期限。コーヒーは焙煎後4~5日から2週間までがおいしさのピークなので、なるべくこの期間内に楽しむとよいでしょう。

チェーン店のコーヒーには焙煎日の記載がない製品も多いのですが、その場合は賞味期限をチェック。メーカーによって異なるものの、だいたい焙煎日から半年後か1年後が賞味期限に設定されています」

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パッケージには必ず賞味期限が記載されている。逆算すると2月9日が焙煎日だと考えられる
「大手のものは、パッケージに記載の賞味期限から半年を遡った日(賞味期限が2022年8月8日なら、焙煎日は2022年2月9日)が焙煎日と考えると良いでしょう。購入した日がそれより前でしたら、賞味期限から1年遡った日(賞味期限が2022年8月8日なら、焙煎日は2021年8月9日)が焙煎日と考えられます。先ほども申し上げた通り、コーヒーのおいしいピーク期間は10日間前後と短いので、賞味期限がかなり先でもなるべく早めに飲み切るのがおいしく楽しむコツです」

連載第2回では「コーヒー豆の買い方」について紹介しています。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

▼第2回の記事はこちら

2. 好みに合わせてコーヒーの挽き目を変える

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2つ目のポイントは、コーヒーの挽き目。挽き目とはコーヒー豆の挽き具合のことで、粒度の違いで味も大きく変わるそうです。

「コーヒーの挽き目は大まかに粗挽き、中挽き、細挽きに分けられます。細かくなるほどお湯と接する面積が増えるため、味が出やすくなると覚えておきましょう。

ただし粒度が小さいと豆の酸化が早くなるため、えぐみや雑味が出やすいというデメリットもあります。初心者にはスタンダードな粗挽きがおすすめです」

【中粗挽き】ハンドドリップに使用しやすいスタンダードな挽き目

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「中挽きと粗挽きの中間くらいの中粗挽き。一般的にドリップ用としてよく使われる挽き目で、コーヒーの旨味をバランスよく引き出せます。

まずはこのあたりからスタートして、好みに合わせてどんどん挽き目を変えていくとよいでしょういそいろな種類の豆を購入しなくとも、粒度を変えるだけで自分好みの味を探すことができますよ」

【超粗挽き】味が出にくい分、あっさりとした飲み口に

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あっさりとしたコーヒーを飲みたいときは、さらに粗挽きに。味が抽出されにくい分、えぐみも出にくくなるため、飲みやすいと思います。

また、同じ量でもより粗い挽き目のほうが味は薄くなります。物足りない場合は、量を増やして調節しながら好みの味を見つけるのがおすすめです」
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