ライター : 丸山夏名美

食いしん坊ライター/料理研究家

第3回目は中国地方から

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こんにちは!浅草住まいの食いしん坊ライター、丸山です。全国の市場やスーパーをめぐり、各地の美食を探し尽くす筆者が、ご当地調味料を7日間に渡ってご紹介しています。

全国7地方のおすすめ調味料4品と、それぞれ3パターンの食べ方(全84食)をご提案。この年末年始は、おうちで全国各地に思いを馳せましょう!

▼前回の記事はこちら

今回ご紹介する絶品調味料は…

・えびノ干シ塩(鳥取県、つづお食品)
・えごま玉子を使用したマヨネーズ(島根県、有限会社旭養鶏舎)
・レモスコ(広島県、ヤマトフーズ株式会社 瀬戸内レモン農園)
・ふく魚醤(山口県、ヤマカ醤油株式会社)

年始や日本のおめでたい席で欠かせない食のひとつがお寿司。今回は、そのお寿司をより楽しめる調味料をご紹介します。酢飯に使えば芳醇な味と香りが広がる「えびノ干シ塩」。魚介に合うピリリと辛い「レモスコ」“ふぐ”の香りが漂う「ふく魚醤」は、いつもとひと味違うお寿司を楽しませてくれます。ちなみに、地元ではフグのことを縁起を担いで「ふく=(福)」と呼ぶそうです。

さらに、慌ただしい年末の“時短料理”で活躍するのがマヨネーズ。なかでも、素材にこだわり抜いた「えごま玉子を使用したマヨネーズ」はぜひ試していただきたいアイテムです。

【鳥取県】えびノ干シ塩(つづお食品)

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鳥取県湖山池で5月の上旬から、ひと月あまりの短い間しか獲れない「ぬかえび」。漁はむずかしく、「ぬかえび」が獲れる漁師は湖山池でふたりだけだそう。その「ぬかえび」を海水塩と混ぜてかく拌し、半年間熟成させ丁寧に乾燥させてでき上がるのが「えびノ干シ塩」です。

えびの芳醇な旨味が特徴で、ご飯やお豆腐にかける、スープの味付けにする、白身魚につけると上質な味わいに!木箱に入っているので、知人や友人への手土産にもおすすめです。プロがおいしい一品を選ぶ「料理王国100選2019」にも選ばれています。

おすすめの食べ方

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まずはご飯にパラパラとかけて食べてみました。柑橘類とも合うそうなので少しだけレモンを添えて……。ふわっとした「ぬかえび」の芳醇な香りと美しい桜色が映え、これだけで食欲がそそられます。熟成された旨味と爽やかなレモンの酸味が混じり合って、幸せな余韻が残ります。

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旨味が凝縮しているので、ポトフの味付けに。野菜と豚バラの自然なお出汁と「えびノ干シ塩」のみでの味付けすると、それぞれの素材の味が引き立ちます。一滴も残したくないおいしさです。

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塩酢飯にしてちらし寿司を作りました。熟成したコクと風味の酢飯が、こだわったネタに負けないくらいおいしい……!大満足の食事となりました。

商品情報

■販売者:つづお食品
■商品名:えびノ干シ塩
■内容量:25g
■価格:1,944円(税込)

【島根県】えごま玉子を使用したマヨネーズ(有限会社旭養鶏舎)

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体内では作られないけれど必要な栄養素“α-リノレン酸”を多く含むため、健康面で注目される「えごま」。その「えごま」で育った鶏から生まれた卵を使っているのが、「えごま玉子を使用したマヨネーズ」です。

この商品を生み出した旭養鶏舎さんは、島根大学医学部との共同研究開発もおこなっており、品質へのこだわりが深い!卵の質もさることながら、製造直前に割った卵を使用する、化学調味料は使用しないなど徹底しているので、安心しておいしくいただけます。
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