ビタミンE

えび100gあたりには、ビタミンEが1.4mg含まれています。

ビタミンEは、強い抗酸化作用を持ち、血液中のコレステロールを酸化しにくくする、血管の健康維持に役立つといったはたらきがあります。不足すると、紫外線から肌を守る機能が低下してシミができやすくなったり、血管が硬くなったりするので積極的な摂取が必要です。えびのほかに、アーモンドやモロヘイヤ、うなぎなどさまざまな食材に含まれていますよ。(※1,5)

※ビタミンEは、α-トコフェロールで計算しています。

カルシウム

えび100gあたりには、カルシウムが67mg含まれています。

カルシウムは、筋肉の運動に関わったり、歯や骨の構成成分として成長に欠かせない役割を担ったりしています。えびのなかでも特にカルシウムを多く含むのが「さくらえび」。素干しのさくらえび100gには2000mgもカルシウムが含まれており、牛乳100gに含まれるカルシウム110mgと比較しても10倍以上です。(※1,6,7)

アスタキサンチン

えびにはアスタキサンチンが豊富に含まれています。

アスタキサンチンとは、えびやかになどの体内に蓄えられる赤色の色素成分です。ビタミンEより強力な抗酸化作用を持ち、肌の老化対策に役立つ、免疫力を高めるといったはたらきがあります。さらに、アスタキサンチンの摂取で脂質の代謝がアップすることも分かっていますよ。(※8,9)

タウリン

人間の体内では少量しか作り出すことができないタウリンですが、えびにはたっぷり含まれています。

タウリンは、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸に似た物質で、コレステロールの減少や、肝機能アップ、視力の回復などに役立ちます。水に溶けるため、えびを汁ものに入れると煮汁に溶けだしたタウリンを余すことなく摂り入れられますよ。(※10,11)

ダイエット中にえびを食べるポイント

揚げ物は控える

エビフライやフリッターなど、揚げ物にするとカロリーが高くなってしまいます。エビフライは、揚げる前のえび重量の12%程度、つまり1本26gのえびを使用すると3.1gの油を吸収し約28kcal増加することに。

どうしてもフライが食べたい場合は、ノンフライヤー調理機を使用する、少量の油を振りかけて焼き、揚げ物風に仕上げるといった方法もおすすめです。(※1,2,12)
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