ライター : 高井 なお

道産子主婦グルメライター

札幌生まれ、札幌育ちの主婦グルメライター。15年以上かけ全179市町村3,500件以上を食べ歩いています。北海道と食べ歩きをこよなく愛し、おいしいモノを食べている時が1番しあわせ。北…もっとみる

“スープカレー”の生誕地「マジックスパイス 札幌本店」

Photo by 高井なお

今や全国的に知られるようになった札幌の定番グルメ「スープカレー」ですが、この名称が誕生したのは1993年のこと。

札幌市白石区に本店を置く「MAGIC SPICE(マジックスパイス) 札幌本店」のマスター・下村 泰山(たいざん)さんが名づけた料理名です。着想元は、チキンベースのスープとごはんを一緒に食べる、インドネシア料理「ソトアヤム」。

そんなスープカレーでのおすすめメニューからお店をはじめるきっかけや想いまで、スープカレーの名付け親である泰山マスターにじっくりお話を伺ってきました!

悶絶、極楽!? お店ならではのメニューや店づくりの魅力

Photo by 高井なお

札幌市内には200を超えるスープカレー専門店があるといわれていますが、なかでも「マジックスパイス 札幌本店」は、外観やメニュー名などあらゆる面において、独特で斬新。

数多くのスープカレー店を取材している筆者が、唯一無二だと断言できます。

Photo by 高井なお

外観、内観とも赤をベースにしており、ところどころに光るネオンが印象的。ミラーボールや異国の雑貨をはじめ、どこをとってもカラフルで非日常な雰囲気です。

この空間に一歩足を踏み入れるだけで日頃の悩みも忘れられそう。エンターテイメント要素も魅力のひとつなんですよね。

Photo by 高井なお

定番の「チキン」や「スペシャル海鮮カレー」など、基本のスープカレーメニューは全14種類。スープは「チキンベース」か「トマトベース」(+税抜110円)の2種類から選ぶことができます。

マジックスパイスのスープカレーメニューには野菜がたっぷり。根底にあるのは“医食同源”の考えです。泰山マスターのお父さんがお医者さんだったことから、この考えに至ったのだといいます。

Photo by 高井なお

辛さは“覚醒(かくせい)”から“虚空(こくう)”までの、全7段階から選ぶことが可能。この独特な辛さ表記は、直感的にわかるようにと泰山マスター自身が考案したのだとか。

マジスパの泰山マスターが選ぶ「おすすめメニュー3選」

マジックスパイスの泰山マスター に、おすすめメニューを3つ伺いました。筆者が実食しながら、ひとつずつ紹介していきます♪

1. シーフード(スープ チキンベース)

Photo by 高井なお

1,140円(税抜) 辛さ:覚醒 +税抜60円
アサリ、ムール貝、パーナ貝、イカ、エビ、帆立、全6種類の海鮮とたっぷりの野菜で構成された「シーフード」。真ん中にはマジックスパイスのトレードマーク「揚げ春雨」がトッピングされています。

Photo by 高井なお

スープカレーといえば、ゴロゴロと大きな野菜が入っていることがほどんどです。そんななかマジックスパイスでは食べやすさを重視。手間はかかるそうですが、ひと口大にカットして提供してくれます。

Photo by 高井なお

スープは海の幸のうま味が溶け出していて、圧倒的なコク深さ!一番控えめな辛さ「覚醒」だったこともあり、具材のダシが前面に出ています。辛さが苦手な筆者にもやさしい、ピリ辛くらいのマイルドなスープ。

2.【札幌本店限定】北恵道(ほっけいどう)スープ チキンベース

Photo by 高井なお

1,140円(税抜) 辛さ:涅槃(ねはん) +税抜190円
“北の恵み”をもじって名づけられた、札幌本店限定のメニュー「北恵道(ほっけいどう)」。チキンレッグと北海道産の野菜が10種類以上入ったスープカレーで、札幌本店では一番人気です。(種類数は季節によって異なります)

Photo by 高井なお

じっくり煮込まれたホロホロのチキンレッグは、スプーンで簡単にほぐすことが可能。手をよごさずに食べることができるのは、うれしいポイントですね♪

Photo by 高井なお

スープは「シーフード」と違い、野菜の甘さと鶏のうま味を感じます。ちょうど真ん中の辛さ「涅槃」は、じんわり辛さを感じる程度。

筆者はいつも最低の辛さでスープカレーをオーダーするため、このレベルの辛さをおいしく感じられることにビックリ!具材のダシが強いからこそ出せるマイルドさなのでしょう。

3. フランクナガイ(スープ チキンベース)

Photo by 高井なお

1,100円(税抜) 辛さ:天空 +税抜210円
特注でオーダーしているという、約30cmのフランクフルトがインパクト大の「フランクナガイ」。ちなみにメニュー名の由来である「フランク永井」さんは、昭和のスター歌手です。フランクフルトの中には、北海道で採れる山菜・行者にんにくが練りこまれています。

Photo by 高井なお

長~いフランクフルトの真ん中にも、マジックスパイスのトレードマーク「揚げ春雨」がしっかりトッピングされています。

Photo by 高井なお

プリっと香ばしいフランクフルトのコクが溶けだした一杯。上から2番目の辛さ「天空」は、喉が熱くなるようなスパイシーさがあります。

「あれ?おいしい!」……痛みをともなう辛さではなく、具材のうま味も同時に感じることができる旨辛スープ♪ ここまで上の辛さレベルを、まさか自分がおいしく味わえるとは、完全なる想定外!個人的にかなり大きな発見でした。

自分の枠を超えたおいしい世界をみせてくれるスパイスの魔法。これが「マジックスパイス」の店名の由来であり、魅力でもあるのです。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。店舗によっては、休業や営業時間を変更している場合があります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

特集

FEATURE CONTENTS