ライター : 高井 なお

道産子主婦グルメライター

行列が絶えない!札幌の人気ラーメン「信玄 南6条店」

Photo by 高井なお

札幌の繁華街・すすきので人気のラーメンとして名が挙がることの多い「らーめん 信玄(しんげん) 南6条店」。すすきの中心部からは少しはずれた場所にありますが、地元民や観光客で常ににぎわい、行列の絶えない大人気店です。

幅広い層に熱烈なファンをもつ「信玄」のラーメン。そのおいしさはどのようにして生まれているのでしょうか?

「らーめん信玄 南6条店」の店長 菊池 光祐(こうすけ)さんにじっくりとお話を伺ってきました!

初代社長は歴女だった!? メニュー名に戦国時代の地名がずらり

Photo by 信玄

2000年2月にオープンした「信玄 南6条店」。カウンター13席のみで構成された店内は、おひとりさまでも利用しやすい雰囲気です。圧倒的に男性のお客さんが多いのかと思いきや、最近はカップルや女性のおひとりさまが増えているのだとか。

壁側のベンチで順番待ちすることが多いですが、意外に早く着席できますよ♪

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ラーメンの単品メニューは全6種類。メニュー表には、「越後(辛味噌) 」・「信州(コク味噌)」など、戦国時代の日本の地名がラーメンのメニュー名として並んでいます。

「初代の女性社長は歴史とラーメンが大好きだったんです。ラーメンを一日に2、3杯食べるほどの溺愛ぶりで、好きが高じて自分のお店をオープンさせたと聞いています。」(菊池さん)

さらに運営会社の名前までもが“センゴク”というのだから驚きです。

店長に聞いた!「信玄 南6条店」のおすすめメニュー3選

店長の菊池さんおすすめメニュー3つを、筆者が実食しながら紹介していきます!

1. 信州(コク味噌)

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800円(税込)
信玄といったらやっぱりコレ!「信州(コク味噌)」は、お客さんの約7割がオーダーする大人気メニューです。

トッピングされている具材は、長ネギ・チャーシュー・メンマ・もやし・玉ねぎの5種類。

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スープを口にふくむと、一番に感じるのが白味噌のあま味。続いて上品なコクがあとを引きます。黄色の中太ちぢれ麺にスープがたっぷり絡み、口いっぱいに味噌のやさしい風味が広がりますよ♪ 長ネギ、もやし、メンマのシャキシャキ食感がいいアクセントです。

信玄で使っている麺は「信州」のスープに合わせてオーダーしているそう。そのため、麺とスープの相性が秀逸なんです!はじめて訪れる方は、まず「信州」を味わってみてください。

2. 土佐(あっさり塩)

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800円(税込)
続いては「土佐(あっさり塩)」。「信州」とは正反対の、透明感あふれるスープが特徴です。

トッピングされている具材は「信州」と同じく、長ネギ・チャーシュー・メンマ・もやし・玉ねぎの5種類。

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名前のとおり、スープを飲んだ第一印象はあっさり。ですが物足りないということはなく、しっかりと味に深みがあるんですよね。味わいが上品な分、ひとつひとつの具材の味をダイレクトに感じることができるのも魅力。

普段ほとんどスープを飲まない筆者ですが、「土佐」のスープはかなり進んでしまうんです。すすきのでお酒を呑んだあとのシメにもぴったり。

3. チャーハン

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400円(税込)
サイドメニューで一番人気がある「チャーハン」。具材はラーメンに使われている5種類を細かくカットしたもので、横に紅しょうがが添えられています。

「ピーク時は10~13升ものお米を炊いていたこともあったんですよ。」(菊池さん)

それでも以前は閉店前に売り切れることが多くあったそう。現在は量を増やして作っているため、品切れすることはほとんどありません。

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まずはひと口いただくとハラっとほどけ、コクと香ばしさが口いっぱいに広がります。「信玄」のチャーハンは一般的なものと比べると、格段に味が深い。どうしてここまで違うのか、理由をさぐるべく菊池さんに伺ってみました。

「チャーハンに使うお米は、味をつけて炊き込んでいます。炒める際に味をととのえ、さらにチャーハン専用に仕入れる白ラードで深味を出しています。」(菊池さん)
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