ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

罪な調味料見つけちゃった…!

Photo by muccinpurin

週3でカルディに買い物に出かける筆者ですが、レジ待ちのタイミングで棚に並んだ「もろみ梅かつお」なるアイテムを発見。

特に売り出し中というわけでもなく、ひっそりと置かれた控えめな瓶詰ながら、梅、もろみ、かつおといういかにもおいしそうな組み合わせに惹かれて購入。結論から言いますと、買って後悔するどころか食べてすぐリピ買い決定の当たりアイテムでした。

SNSにも “推し調味料” の声続々!

あまり目立たない存在のもろみ梅かつおですが、一度食べたユーザーからは「何につけてもおいしいから手放せない」「食欲がないときにさっぱりとした梅風味でごはんがすすむ」など、ハマったという声が多くありました。

カルディ「かけるだけ もろみ梅かつお」

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「かけるだけ もろみ梅かつお」498円(税込)
「かけるだけ もろみ梅かつお」は、カルディのこだわりアイテムを製造する、もへじのアイテム。白地に赤文字で描かれた梅味をイメージしやすいラベルで、調味料棚に並んでいましたよ。

「お肉に、野菜に、ごはんに、かけるだけ。梅ともろみ、鰹節の凝縮された旨みを味わえます。」という、控えめながら何にでも使えるという売り文句がいかにもそそります。

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醤油や酒を作る段階で出る副産物として得られるもろみですが、我々の生活にはあまりなじみがないかもしれません。ところが最近ではもろみを使いやすくした調味料も発売されており、まろやかな旨みが料理を格上げしてくれる、と静かなブームになっているんですよ。

原材料を見てみると、醗酵調味料、水飴、醤油漬け(大豆、米こうじ)などの調味料に続き、梅加工品、鰹節エキス、削りぶし(かつお、いわし)など、旨みたっぷりの食材がずらり。材料を見ているだけで旨みの相乗効果が想像できますね。

もろみの粒つぶ感が絶妙!

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スプーンですくってみるととろりとしたテクスチャー。米粒よりやや大きいサイズのもろみが入っているのがわかります。 かけるにはやや粘度が強めですが、ねっとりとしたほどよい粘りがあるので、素材には絡みやすそうです。

ひと匙舐めてみると……うんまっ!梅のすっぱい味わいを覚悟していたのですが、想像を大きく外れたまろやかな旨みが口いっぱいに広がります。角が取れた梅の酸味と旨み、かつお節、いわし節の風味、もろみのまろやかさが三位一体になり、えも言われぬ味わいです。アレンジ前に早くもリピ買いを確信しました。

○○がもっと旨くなる。もろみ梅かつおちょいのせアレンジ

炊き立てごはんにオン!

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これはもう、説明無用の旨さでしょう。梅とごはん、かつおとごはんがそれぞれ相性抜群なのは周知の事実ですが、そのふたつにもろみが加わって、おいしくないわけがありません。

炊き立てつやっつやの新米にのせたとたん、梅のさわやかな香りと削り節の香りがふわっと香り、「日本人でよかったな……」としみじみ感じる瞬間が訪れます。噛むほどに米が甘く感じるのは、梅のまろやかな酸味のおかげでしょうか。ついついおかわりしたくなる、鉄板の組み合わせです。

とろりと適度な粘度があるおかげで、おにぎりの具として握ることが可能です。握るうちに表面にしみ出してきますが、じゅわっと染み出した部分もまた美味でした。

野菜にディップ

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野菜との相性もいいらしいと聞き、アボカドにのせて追いかつおぱらり。

アボカドのまろやかな味わいを、もろみ梅かつおがバシッと引き締め、いい塩梅。アボカドはもちろん、きゅうりやにんじん、大根やセロリなど、もろみ梅かつおをディップするだけで、野菜がジャンジャン進みそうです。

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思い立ってマヨネーズをプラスしてみましたが、これが大正解!もろみ梅かつおのまろやかな酸味にマヨネーズのコクがプラスされ、思い付きのちょい足しにより、晴れてここに新しいマヨドレッシングが誕生しました。

「アボカドの食べ方はわさび醤油一択のみ」という方にぜひ試していただきたいアレンジです。
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