ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

外さないコンビ。ファミマにあんバターフランスが登場!

Photo by muccinpurin

2020年10月20日(火)、ファミリーマートのファミマベーカリーから「あんバターフランス」が発売されました。丁寧に炊き上げたあんこと欧州産バターを贅沢にサンドした、甘いしょっぱいの無限ループが予想されるひと品です。

あんこはもちろん、バターに目がないんですよね……和洋の鉄板コンビの味わいを余すことなくレポートします!

ファミマベーカリー「あんバターフランス」

Photo by muccinpurin

「あんバターフランス(欧州産バター100%使用)」178円(税込)
ちょっと昔なら、あんこに生クリームやバターを組み合わせるなんて考えもしない時代でしたが、いざやってみるとあら不思議。

あんこの素朴な甘さとミルキーなバターの風味や塩味が絶妙なハーモニーを奏で、いまや定番の組み合わせになっていますよね。あんこと炊いたときはあんバタートーストにする、という方も多いのではないでしょうか。

この度ファミリーマートから発売されたのは、国産小麦で焼き上げたフランスパンに自家製のあんこと欧州産バターをたっぷりとサンドした、あんバターフランス。ころんとまあるい見た目がかわいらしいひと品です。

Photo by muccinpurin

あんとバターという組み合わせはベーカリーでも定番になりつつありますが、あんことバターという究極にシンプルな組み合わせは、素材勝負という面もあります。

ファミマベーカリーが作るあんバターフランスのこだわりポイントは「欧州バター100%使用」という点。日本にも香り高くおいしいバターはたくさん存在しますが、酪農国が多いヨーロッパは、日本の比じゃなくバターがおいしいのです。

さらに、原価が高いバターを和えて使うことで、コンビニプライスのパンの値段をキープしつつ、ほかのあんバターサンドと差別化を図っているようです。178円という価格はほかのパンと比べてやや高く感じますが、バターの産地を見ればうなづける気がします。

バターとあんこ迫力たるや!

Photo by muccinpurin

袋から出してみると、ミルキーなバターの香りがふわ~。筆者がいつも食べているあんバタートーストはパンにバターを塗るタイプなのでバターの存在を視覚的に確認できませんが、こうしてもりっと絞ってあると、迫力がありますね。

これだけたっぷりのあんことバターが挟んであるとカロリーが気になるところですが、1個あたり306kcalと、一般的なパンと大きく変わりませんでした。ほっ……。

バターを食べてる感じが最高!

Photo by muccinpurin

溶けずになめらかなバターがサンドしてあるので、 “あぁ……バターを食べてるな” という満足感をダイレクトに感じることができます。市販の有塩バターと比べてやや塩分が強めなところもニクく、あんこの甘さを引き立てていますよ。

Photo by muccinpurin

高加水生地(水分を多く含むパン生地)は、一般的なフランスパンと比べて、驚くほどふわっふわ。外バリッ、なかモチッのフランスパンも魅力的ですが、あんバターをサンドするにはふわっとやわらかいパンの方が口どけがいいかもしれませんね。

生地としてはやわらかいものの、噛み応えがあり塩気が強めで、噛むほどに粉の香りや旨みを感じる点はフランスパンそのもの。あんの甘みやバターの風味に負けない力強いフランスパンが、あんバターフランスの味わいをしっかりと支えています。

軽く温めると染みじゅわ…

Photo by muccinpurin

そのまま食べても充分おいしいあんバターフランスですが、軽く温めて食べると反則級のおいしさが体験できますよ。想像してください……溶けたバターがじんわりとパンに染みて、噛むほどにじゅわっとミルキーな香りが口いっぱいに広がるのです。どうです、最高でしょう?

温め方は、レンジでもトースターでもお好みでどうぞ。レンジならふわっふわ、トースターなら表面がカリッと。バターが溶けるので、耐熱皿にのせて温めることをおすすめします。皿に溶け出したバターもパンにディップして残さず召し上がれ♪

このときばかりはカロリーを忘れて!

Photo by muccinpurin

たっぷりのあんことバターをサンドしたファミリーマートの「あんバターフランス」は、想像通り、いや、想像以上に甘じょっぱさがたまらないおいしさでした。

あんことバターをパンに挟むという反則級の組み合わせでカロリーが気になるところですが、せっかくなのでこのときばかりはダイエットを忘れ、無心になって味わいましょう。カロリーのことを考えるのはそのあとです。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ