ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

“蜜じゅわ~” の反則級どら焼が誕生

Photo by muccinpurin

2020年10月20日(火)、ファミリーマートから新作スイーツ「黒みつしみうま生どら焼」が発売されました。

和菓子に生クリームを合わせるスタイルはすでに定番化していますが、なにやら生地にもひと工夫凝らしているのだとか。パッと見たところあんことクリーム多めのどら焼と変わりませんが……。

ファミリーマート「黒みつしみうま生どら焼」

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「黒みつしみうま生どら焼」298円(税込)
シュークリームやマカロンなど、華やかな洋菓子の影に隠れてしまいがちですが、たまに和菓子を欲するタイミングでのコンビニ和菓子って最高においしいんですよね。

今回ご紹介するのは、ファミリーマートから発売された「黒みつしみうま生どら焼」。香ばしく焼かれた皮にあんこがサンドされているのが一般的ですが、そこに “黒みつしみうま” “生クリーム” が追加されています。

袋入りのどら焼きが一般的ですが、黒みつしみうま生どら焼は、サンドしているもののボリュームが多いため、透明なプラスチックのケースに入って売られていますよ。

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ファミリーマートの公式サイトを見ると、「榮太樓總本鋪」監修の和スイーツとありました。榮太樓總本鋪といえば、文政元年200年ほど続く由緒正しい和菓子店で、職人による手作りの榮太樓飴や素朴な金鍔(きんつば)など、古きよき和菓子の名店です。

老舗和菓子店がとにかくこだわったのは、「黒みつ」と「つぶあん」。あんこといえば和菓子の基本中の基本で、味を左右すると言っても過言ではないアイテムです。さらに黒みつはミネラルたっぷりで精製された砂糖とはまた違う旨みが感じられる甘味。あんこと並んで和菓子を使うのになくてはならない存在です。

黒みつじゅわ~初めての感覚!

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食べる前に半分にカットしてみるとこの通り、おおよそどら焼とは思えないほどの生クリームの厚さ……!北海道産生クリームをブレンドしたホイップと、黒みつホイップの二層仕立てになっています。手が込んでいますね~。

よく見ると、下に敷かれているどら焼の皮の色が濃くなっているのがわかりますか?写真だとわかりにくいのですが、じんわりとたっぷり黒蜜がしみ込んでいて、普通の砂糖とは違う甘いいい香りが漂います。

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トレーを見るとごらんのとおり。生地にたっぷりと黒みつがしみ込んでいたのがわかりますよね。通常、どら焼きは手づかみで豪快にパクッといきますが、黒みつしみうま生どら焼にはフォークが必須です!

軽いクリームと黒みつが絶妙なバランス

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パッと見たところクリームの量が多くあんこと生地が少なく感じていましたが、クリームが軽いおかげでまったく重さを感じませんよ。

あんこの量も少なく見えますが、黒みつがしみ込んだ生地が甘いので、生地とクリーム、あんこを一度に食べるとちょうどいい味わいになります。

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生地を噛むほどにじんわりと黒みつが染み出し、未体験の味わいです。蜜のおかげで生地がやわらかくなっているので、蜜の甘さにうっとりしているうちに、あっという間に口のなかで溶けてなくなってしまいます。

普通のどら焼きと比べて黒みつの分甘さは強めですが、黒砂糖を使っているおかげで素朴な旨みを感じ、しつこさはそれほど気になりませんでしたよ。渋めのお茶かコーヒーと相性がよさそうです。

しみじゅわ体験、試してみる?

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たっぷりのダブルクリームと黒みつをしみ込ませた特製生地仕立ての「黒みつしみうま生どら焼」。“しみうま” の名に偽りなく、罪なおいしさの新感覚どら焼きでした。

黒みつのほっこりとした甘さを活かした、しみじゅわどら焼きをぜひ体験してみてくださいね。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。

商品情報

■商品名:黒みつしみうま生どら焼
■価格:298円(税込)
■カロリー:1個あたり
■販売日:2020年10月20日(火)
■販売場所:宮崎県、鹿児島県を除く全国のファミリーマート各店
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