妊婦が白子を食べるときには必ず加熱をしよう

妊娠中に白子を摂取することには問題ありませんが、生のまま食べないようにしましょう。白子に限らず、生の魚介類には、食中毒を引き起こす寄生虫が潜んでいるおそれがあります。そのため、必ず加熱調理してから食べてくださいね。

白子は、鍋や味噌汁に入れたり、天ぷらにしたりして食べるのがおすすめ。妊娠中でも食べ方に気をつけておいしくいただきましょう。(※11)

白子に含まれる栄養には気をつけて

プリン体

白子には、100gあたり559.8mgのプリン体が含まれています。

プリン体の摂りすぎは、腎臓機能の低下や関節の炎症を引き起こします。白子のほかにレバーやうに、モツなどの細胞が多い食品やビールに多く含まれます。日本人の一日の平均摂取量は150mg程度。食べすぎには注意しましょう。(※12,13,14)

コレステロール

白子には、100gあたり360mgのコレステロールが含まれています。

コレステロールには、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLと、善玉コレステロールと呼ばれるHDLの2種類があります。LDLは動物性脂質に多く含まれ、摂りすぎると動脈の血管が硬くなり、血液の流れが悪くなるおそれがあります。適量であれば問題ないですが、白子の食べすぎには気をつけましょう。(※3,15)

白子の栄養を活かす食べ方

白子に含まれるビタミンDは、脂溶性ビタミンのため油で調理することで吸収率が高まりますよ。炒め物や揚げ物などの調理法がおすすめです。

また、白子に含まれるビタミンEは、野菜類に多いビタミンCと一緒に食べると抗酸化力が上がり、細胞の老化対策に役立ちます。ビタミンCは水に溶けやすいため、汁に溶け出たビタミンCを無駄なく摂取できる鍋や味噌汁にするのがおすすめ。野菜を多く使う鍋や味噌汁に入れていただきましょう。(※5,6,17)

白子の栄養を効率よく摂れるレシピ3選

1. 白子の天ぷら

サクサクの衣とクリーミーな白子が相性抜群の、白子の天ぷらです。衣にマヨネーズを使うことでよりサクサクした食感に仕上がります。油で揚げるため、白子に含まれるビタミンDを効率よく摂り入れることができますよ。(※16)
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