ライター : 嶋田コータロー

お土産マイスター

兵庫県在住のお土産マイスター(観光特産士マイスター保有)。子供のころから甘党で初恋の相手はおはぎ。各地の銘菓やご当地モノに目がなく、これまで500以上のお土産菓子を食べてきま…もっとみる

岡山の代表銘菓「きびだんご」【いまさら聞けない国民的菓子vol.3】

Photo by 嶋田コータロー

岡山県のお土産と聞いて何を思い浮かべますか?多くの方は、昔話・桃太郎に登場するお菓子で有名な「きびだんご」ではないでしょうか。

純白で丸い形をした、やわらかいおだんご。岡山県内のお土産売り場どこへ行っても、桃太郎がデザインされた箱に入ったきびだんごを見かけます。

今回は、そんなきびだんごの元祖「廣榮堂武田(こうえいどうたけだ)」のきびだんごをご紹介。岡山名物になった背景、桃太郎との関係性、さらにおうちで再現できるレシピについて、廣榮堂武田の専務取締役である武田宏一さんに教えていただきました。

やわらかな食感、廣榮堂武田の「きびだんご」

明治時代にはすでに岡山名物として知られていた「きびだんご」。廣榮堂武田では、160年以上にわたって、時代に合わせたきびだんご作りがおこなわれています。

そんなきびだんごを、まずは3種類ご紹介。

素朴な味わいで一番人気「プレーン」

Photo by 嶋田コータロー

9個入410円(税込)~
「一番シンプルな昔ながらのきびだんごが、素朴で飽きがこないと言われる方が多いですね」(廣榮堂武田・武田さん)

赤ちゃんのほっぺたのようにスベスベで、ぷにっとした手触りです♪ 食感はたんわり(“ちょうどいい塩梅”という意)したやわらかさで、もち生地の絶妙な練り加減を感じさせてくれます。

やさしい甘さで小ぶりサイズなので、パクパクッと一気に食べられますよ。配り用のお土産として便利な個包装タイプも販売されています。

Photo by 嶋田コータロー

シンプルな味わいに加えて魅力的なのが、パッケージ。桃をイメージしたピンク色に、くっきり描かれた桃太郎の顔。実はこのパッケージには、廣榮堂武田さんの強い想いが込められているんです。このお話は後ほど!

香ばしいオトナの味わい「きなこ」

Photo by 嶋田コータロー

9個入410円(税込)~
「関東方面からご来店・購入される方では、きな粉味を好まれる方が多いですね」と武田さん。地域によって好みが分かれるのは面白いですね。

きな粉の香ばしさを感じる、オトナのきびだんごといった味わい。きびだんごのおいしさを引き立てる程度に、ほどよくきな粉がまぶされているのがポイントです。

地元ジャージー牛乳を使用「みるく」

Photo by 嶋田コータロー

9個入430円(税込) ※みるくは9個入のみ販売
岡山県北の蒜山(ひるぜん)地方のジャージー牛乳が使用されている「みるく」。水の代わりに牛乳を使用して、もち生地を練りあげているため、上記2種類よりも弾力があります。

口の中にふわっと広がるミルクの味わいが絶品。ひと味違ったきびだんごを食べてみたい人にオススメです♪

きびだんごの元祖「廣榮堂武田」が語る、誕生秘話と由来

お店やきびだんごは、どのように誕生したのでしょうか?

Photo by 廣榮堂武田

廣榮堂武田・武田さん(以下、武田):廣榮堂武田は、現在の地(岡山市中区中納言界隈、当時は小橋町)で創業いたしました。1856年(安政3年)のことです。当時はきびだんごのみ製造していたと、伝え聞いております。

きびだんごの始まりは、池田藩の筆頭家老・伊木三猿斎忠澄(いぎさんえんさい ただすみ)が、茶道の友人であった武田半蔵(当店の初代店主)にきびだんご作りを依頼したのがきっかけです。

できあがったきびだんごは味に優れており、絶好のお国名物として、池田藩の国印である釘貫(くぎぬき)を商標とすることが許されました。
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