ライター : sasa_mi

管理栄養士

糖質制限中に朝食は食べるべき?

朝食には体温を上昇させ、寝ている間に休んでいた脳や、身体機能を起こすはたらきがあります。朝食を抜くと、昼食を摂るまで代謝や体温が低い状態が続くため、仕事や家事の効率が低下することも。

また人間の体には、太陽が昇ったら活動的に動き、日が沈んだら休息をとるという体内のリズムを整える作用があり、これを「体内時計」と呼びます。朝食を食べないと体内時計と生活リズムがずれてしまい、体に大きなストレスがかかったり、感情が不安定になったりすることも。

糖質制限中でも、朝食の内容を工夫してしっかり食べるのがおすすめです。(※1,2)

糖質制限中の朝食におすすめの食べ物

一覧

  1. ヨーグルト
  2. 納豆
  3. 野菜
  4. きのこ

ヨーグルト

カロリー糖質量
無糖ヨーグルト56kcal4.9g
加糖ヨーグルト65kcal11.9g
(※3)
無糖、加糖ヨーグルト100gあたりのエネルギー量(カロリー)と糖質量です。

糖質制限中、糖質量は一食あたり20~40gに抑えることが推奨されています。無糖タイプのヨーグルトは糖質量が低く、制限中でも安心して食べられます。

加糖タイプのヨーグルトは糖質量が多くなりがちなので、糖質制限中は無糖タイプを選びましょう。ヨーグルトは手軽に食べられるうえに、カルシウムや乳酸菌も摂取できるので朝食におすすめ。(※4)

納豆

カロリー糖質量
納豆190kcal5.4g
(※3)
納豆100gあたりのエネルギー量(カロリー)と糖質量です。低糖質なうえに、たんぱく質や鉄分、カルシウムが摂れる食品で、糖質制限中の朝食に適しています。

ただし納豆ごはんにする場合は注意が必要です。ごはん100gあたりの糖質量は35.6gで、納豆と合わせると、推奨されている一食あたりの糖質量を超えてしまうことに。納豆ごはんは量を調節しながら食べるのがポイントです。(※3)

カロリー糖質量
142kcal0.4g
(※3)
卵100gあたりのエネルギー量(カロリー)と糖質量です。卵は低糖質で、糖質制限中には使いやすい食材です。メニューを工夫すれば、飽きずに低糖質の朝食を続けることができますね。

卵には筋肉を作るのに必要なたんぱく質が豊富。筋肉量が増えると体が安静時でもエネルギーが消費されやすくなり、ダイエットに繋がります。(※5)

野菜

カロリー糖質量
にんじん35kcal6.5g
トマト20kcal3.7g
ブロッコリー37kcal1.5g
キャベツ21kcal3.4g
(※3)
主な野菜類の100gあたりのエネルギー量(カロリー)と糖質量です。

ほとんどの野菜類は糖質が低く、糖質制限中は積極的に取り入れたい食材。ただし、かぼちゃやとうもろこしは糖質が高いので、食べる際は注意しましょう。

野菜にはむくみ対策に関係するカリウム、健康な体を維持するために必要なビタミン、腸内環境を整える食物繊維が含まれています。(※3,6,7,8)
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