カルシウム

カルシウムは、絹ごし豆腐100gあたりで75mg、木綿豆腐で100gあたり93mg含まれています。

体内にあるカルシウムの99%は骨や歯に、残りの1%は血液中や筋肉、神経などに存在しています。カルシウムは主に、丈夫な骨や歯をつくったり、筋肉の収縮をスムーズにしたりしています。そのほかに、神経の緊張を緩和させることで、イライラを抑えるはたらきもあり、ストレスの多い現代には欠かせない栄養素といえます。(※4,6)

鉄分は、絹ごし豆腐100gあたりで1.2mg、木綿豆腐100gあたりで1.5mg含まれています。

酸素を運ぶヘモグロビンの材料である鉄分が不足すると、ヘモグロビンを円滑に作ることができなくり、全身が酸欠状態に。この状態になると、肩こり、疲れやすさ、さらには肌の新陳代謝の低下を招くことがあります。(※4,7)

イソフラボン

イソフラボンは、絹ごし豆腐100gあたり約25mg、木綿豆腐100gあたり約28mg含まれています。

女性ホルモンのエストロゲンに似たはたらきをもつイソフラボンは、更年期症状の対策や、骨からカルシウムが溶け出さないようにするといった役割を持ちます。また、肌を健やかに保つはたらきもあり、女性にうれしい栄養素です。(※8,9)

大豆オリゴ糖

豆腐には、大豆オリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は善玉菌の増殖を促したり、腸内の不要な物質を吸着して体外に排出したりすることで、腸内環境を整えます。また、カルシウムを吸収しやすくする作用もあるため、日々の食事から積極的に摂りたい成分です。(※10)

サポニン

サポニンは、腸で吸収したブドウ糖が脂肪酸と合わさるのを抑え、脂肪が蓄積しないようにする作用があります。また、抗酸化作用をもち、活性酸素を除去して脂肪の酸化を抑制するはたらきも。サポニンは大豆や高麗人参、ごぼう、アマチャヅルといった植物に多く含まれていますが、食事に取り入れやすい冷奴から摂取するのがおすすめですよ。(※11)

レシチン

レシチンは、エネルギー代謝の効率を上げるはたらきがあり肥満対策に役立ちます。

また、コレステロールの分解や排出を助け、血中の脂質をスムーズにする作用も。細胞にきちんと栄養や酸素を行きわたらせることができるので、健やかな肌の維持も期待できます。大豆や卵黄、銀杏、うなぎ、レバーに多く含まれています。(※12)
※栄養価は薬味を除いた豆腐のみの数値を記載してます。
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