葬儀や法事など、仏事での精進料理

葬儀や法事の際には、施主からお礼や、故人を悼み思い出を語り合うという意味合いで、葬儀前後は精進料理が提供されることも。

仏教の流派にもよりますが、葬儀前後は精進料理が提供され、四十九日の法事では「精進落とし」と言って、肉料理や刺身などが許され、通常の食事に戻ります。

仏教の教えでは、亡くなった人は四十九日で来世の行き先が決まると言われています。葬儀の際に精進料理を提供するのは、亡くなった方が極楽浄土に行けるよう、家族も殺生を避け徳を積むという考えが由来です。

精進料理の意味を知って楽しむ

近年では、精進料理を提供してくれる飲食店や、体験会をおこなうお寺もありますね。

もともとは仏教の教えで煩悩や殺生を避ける修行のための料理ですが、肉や魚がなくても日本で独自の発達を遂げ、おいしく食べられる工夫が詰まった料理となりました。

伝統料理である精進料理のことを知って、楽しんでみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ