4. こだわりパンとフレンチ「セブン クローバー」

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代官山にほど近い南平台町の住宅街に突如として現れる、赤色の窓枠がスタイリッシュな建物。パン工房となっている店内で職人がパンに向き合い、立ち働く様子を外から見ることができます。店名の「7clover(セブンクローバー )」は、“無限の幸せ”を意味する花言葉に由来。お店の経営母体は香りのプロダクトを扱う会社ということもあり、パンの良い香りを通して幸せを届けてくれますよ。

工房脇のドアを開けて店内に入ると、焼き上がったパンが棚に並び、幸せな香りにふんわりと包まれます。その横には天井の高い広々としたレストラン空間が!こちらでは、購入したパンのほか、モーニングからランチ、ディナーまでフレンチベースの本格的な料理を楽しむことができます。

焼きカレーパン

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250円(税込)
おすすめの「焼きカレーパン」は、薄い生地にレストランシェフ監修のカレーフィリングと大きな豚角煮がゴロッと入っています。スパイシーなカレーに豚肉のジューシーな旨みが加わり、あとを引くおいしさ。リクエストすると、ナイフとフォークでいただけますよ。

また、国産ゆめちからや白神こだま酵母など、原料にこだわった食パン「南平台ブレッド」も、リピーターが多い人気メニュー。ソフトでふんわりとした食感ですよ。
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5. フランスの雰囲気そのままに「ヴィロン」

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渋谷でパリのブーランジェリエの雰囲気を味わえるお店が、東急本店の目の前にある「VIRON(ヴィロン)渋谷店」。赤色を基調としたお店では軒先でクレープが販売され、入り口からフランスのムード満点です。

お店は、1階がベーカリー、2階がブラッスリー(カジュアルなレストラン)になっています。とくにブラッスリーで提供される朝食は、パンの魅力を最大限に堪能できる本格派の逸品。バゲットや穀物パン、菓子パンなどにコンフィチュール類やハチミツ、チョコレートペーストなどが添えられ、優雅な雰囲気にひたれます。パン好きの人はもちろん、東京にいながらにしてパリへ旅したい方におすすめです。

レトロドール

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360円(税抜)
“ヴィロン=バゲット”というイメージを定着させたのが、バゲット「レトロドール」(360円 税抜)です。フランスの製粉会社であるヴィロンから原料の小麦粉レトロドールを取り寄せて作られるバゲットは、皮がカリッ、内側はふっくら。筆者は初めてパリのパン屋でバゲットを頬張ったときの感動を思い出しました。

「カヴァット」(中央・380円 税抜)はホロッとした薄いブリオッシュがベースになっています。タイミングよく焼き立てを購入できたら、アツアツのブリオッシュ生地と、中に包まれたカスタードとチョコチップのトロけるような食感を余すことなく味わってください。
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渋谷のパン屋巡りは楽しい!

渋谷は、歩くだけでもフードやファッションなどの流行をあちこちで受信できる面白い街。この街のパン屋も、スタンダードなメニューのほか、流行や旬を取り入れたメニューを精力的に作るお店が集まっているように感じます。

渋谷に出かけたらぜひ、食のアンテナにビビッとくるお店やパンを見つけてくださいね。
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