塩分を合わせて摂る

汗をかくと、水分だけでなく塩分も一緒に失われています。そのため水分補給をするときは、塩分も一緒に摂取しましょう。

経口補水液やスポーツドリンクには塩分が含まれます。水やお茶で水分補給をするときは、塩や梅干しなどで塩分を摂るようにしましょう。熱中症対策のための、塩分が含まれた飴を常備しておくのもおすすめ。(※2)

温度にも気を付ける

普段の水分補給には、体への負担が少ない常温(20~35℃)の飲み物がおすすめです。しかしスポーツ中や入浴時は大量の汗をかいて体内の水分が奪われるほか、体温が上がり過ぎるおそれがあります。5~15℃の冷たい飲み物ならば、体温が下がって熱中症対策になりますよ。(※16)

熱中症のときの飲み物まとめ

熱中症のときの飲み物のポイント

  1. 経口補水液やスポーツドリンクが適している
  2. 一度にたくさんではなく、こまめに少しずつ摂取する
  3. 塩分も合わせて摂る
  4. 5~15℃の冷たい飲み物を選ぶ

熱中症を予防するためには飲み物以外にも工夫が必要

睡眠をしっかり取る

規則正しい生活と十分な睡眠は、健康維持だけでなく熱中症対策のためにも大切。睡眠不足の状態だと、熱中症になりやすいことがわかっています。

夜中まで暑さが続くような日は寝苦しく、睡眠不足に陥りやすいもの。寝るときもエアコンをつけ快適な温度に保ったり、寝る直前にスマートフォンを見ないようにしたりと、良質な睡眠を心がけましょう。(※17)

過度な飲酒に気を付ける

アルコールには利尿作用があり、脱水状態を引き起こしやすくなることをお伝えしました。そのため、たとえ元気なときでも飲み過ぎには注意が必要です。特に要注意なのが、夏の炎天下で飲むビール。アルコールの利尿作用にプラスして、汗によっても水分が失われます。

飲酒をするときは飲み過ぎを避け、水分補給をしっかりとおこなうことが、熱中症対策のために大切です。(※5)
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