ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

自宅待機が増えて生活や食習慣が乱れていませんか?

コロナウイルスの感染予防として、リモートワークや自宅待機をしていると、体重が増えてしまうことがありますよね。外出を自粛して家で過ごすことで、普段よりカロリーの消費量が減るほか、食生活や生活習慣の乱れも「コロナ太り」の原因だといえます。

外出して運動するのはむずかしい……こんなときだからこそ、体重が増えないように、自宅でできる工夫をすることが大切です。まずは、毎日の生活習慣や食生活を見直していきましょう。

まずは今の自分を知ろう!

体重を把握しよう

外での運動ができないなかで、これ以上体重を増やさないようにするには、まずは自分の体重を知ることが大切です。毎日体重を測定して変化を追うことが理想的ですが、むずかしい場合は、2~3日に一度でもかまいません。

体重を正確に測定するポイントは、毎日同じ時間に、同じ服装で測ることです。食後や入浴後は、体内の水分量が変化し、正しい体重測定ができないため、避けましょう。朝一番、トイレを済ませたあとに体重を計るのがおすすめです。また、体重計には、必ず裸足でのるようにしてください。(※1)

食事を把握しよう

自宅待機で家にいると、いつも手の届くところに食べ物がありますよね。ついついリモートワークの合間におやつを食べたり、テレビを見ながら晩酌をはじめたりと、いろいろ食べてしまうもの。外出を自粛したら急に太ってしまった……という方は、自分で把握しているよりも、無意識にたくさん食べている可能性があります。

そこで、どんなものを食べているか、数日間記録するのがおすすめです。手帳やスマートフォンのメモ帳などに、毎日の食事と間食、飲んだものを含めすべて記録しましょう。食べ過ぎているものや、食事の傾向を知るきっかけになりますよ。

では、食習慣と生活習慣について、体重を増やさないために、具体的に意識してほしいことをお伝えしていきます。

意識したい痩せ習慣【生活習慣編】

規則正しい生活を心がける

人間の身体に備わっている「体内時計」が乱れると、肥満の原因になります。体内時計は朝日と食事によって調整されているため、規則正しい生活を心がけてください。

まずは、朝食、昼食、夕食の3食を規則的に摂ることが大切です。とくに、朝食には体内時計をリセットする役割があるため、欠かさずしっかり摂りましょう。(※2,3)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ