カルシウム

サバ缶(水煮)には、100gあたり260mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは、主に骨や歯を作っている栄養素です。そのほか、筋肉の働きをスムーズにおこなうために使われたり、止血の際は血液凝固に関わったりします。(※1,12)

ビタミンB群

ビタミンB群は全部で8種類あります。主にエネルギー代謝の補酵素として、糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーへ変換するためのサポートをしてくれます。サバ缶には、脂質の代謝に関わるビタミンB2、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB6とビタミンB12、エネルギー代謝に関わるナイアシンが多く含まれています。

ビタミンB1……0.15mg
ビタミンB2……0.40mg
ビタミンB6……0.36mg
ビタミンB12……12.0μg
ナイアシン……8.0mg
パントテン酸……0.55mg
葉酸……12μg(※1,13)

ビタミンD

サバ缶(水煮)には、100gあたり11.0μgのビタミンDが含まれています。

ビタミンDは、カルシウムをサポートする栄養素。カルシウムの吸収を促進したり、血液中のカルシウム濃度を保ったりする働きをします。ビタミンDは食事から摂るほか、日光を浴びて皮膚から作ることもできます。(※1,14)

ビタミンE

サバ缶(水煮)には、100gあたり3.2mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEは、老化を防ぐ働きがあります。老化は呼吸で取り込まれた酸素のあまりである活性酸素が、細胞を傷つけてしまうことでおこります。ビタミンEは、活性酸素に作用して細胞が傷つくのを防いでくれます。(※1,15,16)

EPA/DHA

サバ缶(水煮)にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。

EPAやDHAは、脂質を作る成分で、血流を促す作用があるといわれています。主に魚に含まれており、体のなかで合成ができないため食べ物から摂る必要があります。(※17,18)

サバ缶の栄養を効率的に摂る方法

サバ缶の栄養を効率よく摂るには、汁は捨てないことが大切。サバ缶の汁には、身から溶け出た栄養がたっぷり含まれています。

水煮缶なら、汁ごと料理に使うとよいでしょう。味噌味のサバ缶なら、その味を活かした料理に使うと時短にもなりますよ。
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