6. スクリュー・ドライバー

オレンジジュースを割り材にする、日本ではおなじみのウォッカベースのロングカクテルです。アルコール度数は普通。1940年代に油田で働くアメリカ人技師が、ネジまわし(スクリュードライバー)でかき混ぜたことが名の由来だとされます。

7. ソルティ・ドッグ

ウォッカとグレープフルーツジュースで作るカクテルで、こちらも日本でかつて大流行しました。グラスの縁に塩をまぶす、スノースタイルが定番。船の甲板員を英語で「しょっぱい奴」と呼んでいたのが、ネーミングの由来だそうです。

8. モスコー・ミュール

ウォッカとライムジュース、ジンジャーエールで作るメジャーなカクテル。日本では、モスコミュールと呼ぶことが多いようです。「モスクワのラバ」という意味の強いお酒とされますが、アルコール度数は普通のロングカクテルと変わりません。

9. ブラッディ・メアリー

「血まみれのメアリー」という意味のネーミングで、1920年代のイギリス女王を揶揄して、つけられたとする説があります。ウォッカとトマトジュースで作る真っ赤なロングカクテル。レモンジュースを少しだけ加えるのがポイントです。

10. セックス・オン・ザ・ビーチ

※画像中央の細長いグラスがセックス・オン・ザ・ビーチ

1989年公開のトム・クルーズ主演映画、『カクテル』に登場して、一躍有名になったカクテルです。割り材はメロンとラズベリーのリキュール、パイナップルジュース。風味豊かで甘酸っぱい味わいが特徴で、とくに女性に人気があります。

【ラム】のおすすめカクテル5選

ラムはカリブ海の西インド諸島が発祥だとされ、さとうきびから砂糖を分離したあとの糖蜜や搾り汁を原料にします。そのため、穀物で作る蒸留酒のように糖化工程はなく、発酵・蒸溜すれば完成。この発酵・蒸留工程は国によって異なります。

その違いによって、風味がライトとミディアム、ヘビーラムに分類。また見た目の色の濃淡で、ホワイトとゴールド、ダークラムと呼ばれます。お菓子作りにも幅広く使われますが、カクテルベースにはやはり、ホワイトラムを使用するのが多いようです。
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