ライター : ☆ゴン

カクテルとはどんなお酒のこと?

カクテルとは、ベースとなるお酒にリキュールやジュース、炭酸水、甘味料などを混ぜた飲み物のことです。18世紀初頭にアメリカの新聞が、「あるお酒になにかを混ぜて、新たな味わいにしたもの」と定義付け。つまり水割りやソーダ割りも、カクテルといえます。

ベースがお酒でさえあれば、混ぜる材料はなんでもよく、おいしければ組み合わせは自由自在で無限。そのため、数多くのカクテルレシピが存在するのです。ちなみにカクテルという言葉の語源や由来には諸説あり、本当のところは定かではありません。

カクテルのタイプは2種類に大別

氷が入った「ロングカクテル」

ロングカクテルというと、タンブラーやコリンズグラスなど、背の高いグラスに入ったものと思われがち。しかし言葉の本当の意味は違います。ロングは英語で長いという意味で、飲み干すまでの時間が長くかかるカクテルということです。

ロングカクテルは、氷を入れて提供するのが基本。必然的にグラスやタンブラーを用いるのですが、そのおかげで常に冷たい状態で飲むことができます。また氷が溶けるとアルコール度数が下がるため、自分にあった濃度で飲めるのが一番の利点です。

氷なしの「ショートカクテル」

ロングに対してショートカクテルは、飲み干すまでの時間が短いということです。そのため量が少なく氷も加えません。もちろん氷を入れてシェイクしますが、カクテルグラスには液体だけを注ぐのが基本です。時間がたつとぬるくなるので、早めに飲み切る必要が。

このように飲み干すまでの時間が長いか短いかが、呼び方の違いなのです。そういう状態にするためには、グラスに氷を入れるか入れないかも大事な要素のひとつ。お酒が弱い人には短い時間で飲むショートよりも、時間をかけて飲むロングカクテルをおすすめします。

おもなカクテルのベースは4種類

世界4大スピリッツ

  1. ジン
  2. ウォッカ
  3. ラム
  4. テキーラ
カクテルのベースとなるお酒には、無色透明の蒸留酒を使います。ウイスキーやブランデーをベースにすることもありますが、基本的には世界4大スピリッツと呼ばれるお酒を使用。ジンとウォッカ、ラム、テキーラに分けて、それぞれの特徴とおすすめのカクテルを紹介します。

【ジン】で作る人気カクテル5選

大麦やライ麦、とうもろこしなどの穀物を糖化・発酵させ、連続式蒸溜機で蒸留して純度の高いアルコールを製造します。そのアルコールにジュニパーベリー(ねずの実)をはじめ、いろんな植物を加えて香味をつけ、再蒸留したものがジンです。

無色透明ながら、ほかのスピリッツと比べて独特の香りと風味があるのが特徴。ジュニパーベリーは必須ながら、そのほかの植物についてはメーカーによって異なります。日本でジンといえば、イギリスのドライジンがもっとも有名です。
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