目次
小見出しも全て表示
閉じる
今日の料理上手さん
スタイリッシュなキッチンに朝食を溶け込ませた日常写真を投稿しているchiiさん。美しいキッチン風景とは裏腹に、肩の力を抜いた飾らない投稿文も魅力のひとつである。
だから、やっぱり朝ごはんが好き
ーー朝ごはんを好きになったきっかけや、できごとを教えてください。
「いつの間にか大切になっていた(体がそうなっていた)ですね。部活や勉強に忙しかった中・高校生の時期はそうでもなくて、むしろ “食べなくてはいけない朝食” が少し苦だった記憶があります。今思えば、あんまり食べていなくて、だからこそ勉学の成績もまずまず、体形もあらら……でした。
いつしか、朝起きたらお腹が空いている体質になっていました。むしろお腹が空いて朝目覚めることもあります。朝食を抜くのは考えられない体です」
「せっかく朝食のありがたみがわかってきたのに、加齢に伴う代謝の低下が体形やメンタルに甚大な被害をもたらしています。悔しいですが、とっても太りやすい体質です。
本当は焼き立てのクロワッサンとコーヒー、あつあつのフランスパンに冷えたバターをたっぷりつけてお腹いっぱい食べられたらな……なんて自分がいます。けれど、今そんなことをしたら、体重計に乗ったときに数値の変化に一瞬で卒倒する自信があります。
そのため、日頃から基本的に和食を心掛けています。胃腸にやさしい和朝食は、私の心も穏やかにしてくれるような気がします。
アラフォーになった今、お昼も食べ過ぎはNG、夜にお腹いっぱい食べるなんてもってのほか……。ならば朝ごはんくらい満喫してやろうじゃないか、というのも正直な気持ちです。
お米とお塩、ちょっとのおかず、これだけでも十分な幸福です。幸い、朝のおにぎりも卵かけご飯も、お腹いっぱい食べても体重の維持にはしっかり役立ってくれています(今のところ)」
「朝ごはん」のこだわり、あれこれ
ーー日々朝ごはんをつくるうえで、心がけていること、大切にしていることを教えてください。
「適当な私が答えるべきではないのですが、苦にならない程度に自分なりにこだわりをもつことでしょうか。
よく使うお味噌やお醤油は伝統的な発酵食品。農家を営んでいた祖母に、そして母に『この2つは大事にしなさい』とよく言われて育ったものです。
卵もそうですし、お味噌やお醤油はお店で選ぶ時に少しこだわれば、持ち帰っていつも通り使うだけです。忙しい朝に料理を一品プラスするのはなかなか大変なので、材料を大切にするようにしました。
ただ、家族全員が揃って食べられる休日は、ちょっと頑張ってみたりします。魚を焼いたり、お出汁からとってお味噌汁を作ったり、いつもやらない野菜たっぷりのホットサンドを作ってみたり。こちらも苦にならない程度に楽しんでいます」
殿堂入りの朝ごはん
ーー朝ごはんのメニューでお気に入りを3つ選ぶとしたら?
1. おにぎり
「大好きな朝ごはんと聞かれて答えるのはやはりおにぎりです。ありきたりですみません。お米を少し固めに炊いて、炊き立てのお米と適当なお塩で握ります。たったそれだけなのですが、これに代わるものがないですね。
お米本来の甘味を存分に満喫できます。お米は山形県産の『つや姫』、新種の『雪若丸』、愛媛県の『三間米』などを使っています」
2. アスパラのグリル
「凝ったお料理ができないのが一番の理由ですが、シンプルな料理と味付けが好きです。アスパラはお野菜の中でも特に大好きです。産直市場で安くて新鮮なものをよく買います。アスパラは何といっても、洗って切るだけの手軽さがたまりません(笑)。
鉄のフライパンを使って、少し強めの熱でさっとグリルして、食べる直前にオリーブオイルと岩塩をかけて食べます。鉄のフライパンのパワーでしょうか、『取り憑かれたのかな?』というほどにおいしくできます」
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
料理上手の“朝ごはん”に関する記事
暮らしの人気ランキング