コルク以外の栓

スクリューキャップ

スクリューとは螺旋(らせん)を意味します。ねじを回すようにして栓を開けたり閉めたりする、ボトルタイプの飲料で一般的なキャップです。天然コルクに比べて低コストで、オープナーがなくても手軽に開栓できることから、使用率が年々高くなっています。 ニュージーランドでは90%以上のシェアを獲得し、オーストラリアでも多く使用されるようになりました。最大の利点は、コルクの中にあるカビと塩素消毒が化学反応を起こして発生っする「ブショネ」と呼ばれる劣化を防ぐことができます。

ガラス栓

少数派ではありますが、ガラス製の栓もあります。瓶に差し込む突起と蓋はガラス製ですが、瓶に接する蓋の裏側部分にラバーが取り付けられていて、瓶に密着して漏れません。ワインを飲み残した場合に再度挿入することも可能です。きれいに洗浄すれば、使い回しも可能。 スクリューキャップと同様に、コルクと違ってブショネや臭い移りもなく、オープナーを使わずに手で簡単に開けられるのもメリットです。

【種類別】ワインコルクの開け方

T字スクリュー式

ワインに興味がない方でも一度は目にしたことがあるでしょう。もっともシンプルでお値段も安価です。素材やデザインは多くのバリエーションがあります。 しかし、抜栓は意外とむずかしく、コルクの真ん中にスクリューの真ん中に刺さっていないとコルクが途中で切れてしまいがちです。コルクを引き抜く時に反動でワインをこぼしてしまう可能性もあるので、瓶をしっかりと持つ必要があります。

スクリュープル式

スクリューの外側にカバーのような部品が取り蹴られていて、把手はT字型よりしっかり肉厚なハンドルのような構造になっている形になっています。これを回してコルクにねじ込むようになっており、女性のように握力が弱い方でも簡単に抜栓が可能。ちなみに、発明者はワイン好きの石油発掘技術者だそうです。
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