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生後11ヶ月の赤ちゃんの体の成長
生後11ヶ月頃になると、伝い歩きが上手にできるようになる子が多く、行動範囲が広がります。そこから足の力だけで体を支え、ひとりで立つことができるようになっていきますよ。立つことができてからすぐはじめの一歩が出る子もいれば、伝い歩きの期間が続く子もいます。
行動範囲が広がることで興味も広がり、欲しいものを指さしながら「アッアッ」と声を出したり、意味のない言葉でおしゃべりするようになります。(※1)
生後11ヶ月の離乳食の量と食材の固さ
一食あたりの量
この頃になると離乳食は一日3回です。
・おかゆ、軟飯、うどん……80~90g
・魚、肉……15g
・乳製品……80g
・卵……全卵1/2個分
・豆腐……45g
・果物、野菜……30〜40g
食事の際はどれか1種類用意しましょう。一食あたりの量は上記を目安にしてくださいね。果物は、旬のものを取り入れられると良いですね。
肉や魚、卵などのたんぱく質と野菜を組み合わせたり、おかゆやうどんに混ぜたりすることもあるので、それぞれのグラム数は目安として全体のバランスをみて献立をたてていきましょう。(※2)
食材の固さ・大きさ
生後11ヶ月頃の赤ちゃんには、歯ぐきでつぶせる固さのものを与えます。形を残しつつ、力を強く加えなくてもつぶれるくらいの固さです。
大きさは、1cmくらいの長さや角切り、パンやいもなど手づかみしやすいものならスティック状にするのもおすすめです。
手づかみ食べは、自分の手で触ってその触感を体験することで食ベ物への関心を持ち、食事への意欲にもつながるので、一食の中になにか手づかみできるものをいれてあげると良いでしょう。(※2)
生後11ヶ月で離乳食をあげるときの授乳ミルクの量は?
一日3回の離乳食後に母乳またはミルクを与えます。
母乳の場合は、離乳食後も飲みたいだけ飲ませてあげます。ミルクの場合は、離乳食後に100mlずつ、それ以外で200mlを2回くらいが目安です。
一日の目安量は500~700mlとなります。母乳、ミルクどちらの場合も、なるべく一日のリズムをつけて少しずつ離乳食がメインとなるようそれぞれの量を調節していきましょう。(※2,3)
生後11ヶ月で離乳食を食べてくれないときは?
この時期は、遊び食べや食べムラが出てくる赤ちゃんも。離乳食に集中できるように、
・食事中はおもちゃを片付けてテレビを消す
・母乳やミルクの量を減らしてみる
・好きなものを自分で食べられるように手づかみできるものを増やす
・味つけを変えてみる
・見た目を大人と同じようにする
など、赤ちゃんが食べない理由を探りつつ、工夫をしてみてください。それでも食べないときは、無理強いせずに好きなものを食べさせて、食事の時間を楽しくしてあげましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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