ライター : 永吉 みねこ

管理栄養士

二日酔いの原因って何?

アルコールは通常肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。その後さらに分解、代謝され、尿や汗として体外へ排出されますが、お酒をたくさんのんでしまうと、アセトアルデヒドの代謝がうまくいかなくなってしまうことがあります。 そのため、体内で残ったアセトアルデヒドの作用で頭痛や吐き気などが起こってしまうのです。これがいわゆる二日酔いの症状となります。

二日酔いを防止するにはどうしたらよい?

二日酔いを予防するには、元となるアルコールをとりすぎないようにするのが原則。その上でアルコールを代謝する肝臓のはたらきを助けてくれるおつまみを一緒にとるのがポイントとなります。 また、適度にアルコール以外の水分もしっかりとるのがおすすめですよ。

二日酔いの予防が期待できる食べ物5選

1. 枝豆

枝豆にはたんぱく質とビタミンCが含まれています。 たんぱく質は肝臓での代謝に使われるもとになります。またビタミンCはアルコールの代謝に大切なビタミンのひとつ。ビールには枝豆といいますが、理想的な成分が含まれているのですね♪

2. お刺身

油の多い食事は胃に負担がかかり、二日酔いで起こる胃痛を悪化させてしまうこともあります。お刺身はそのままいただく料理なので、揚げものや炒めものよりヘルシーなのでおすすめです! どのお刺身にもたんぱく質は含まれますが、なるべくあぶらの少ないものがベター。また、タコやイカに含まれるのタウリンには、肝臓のはたらきを助けることが期待できます。選ぶのであれば、タコやイカを取り入れるとよいでしょう。(※1,2)

3. サラダ

サラダに使わている野菜には、肝臓のはたらきに大切な役割を持つビタミンCが含まれています。生の野菜の方がビタミンCの損失が少なくてすむので、できれば生野菜サラダをチョイスするようにしましょう。(※3) またドレッシングには油が多く含まれています。なるべく使用する量は少なくするか、ノンオイルドレッシングを選ぶのがベターです!

4. しじみ

しじみにはオルニチンという成分が含まれています。オルニチンは肝臓にとって有毒な成分を解毒するはたらきがあるとされ、肝臓のはたらきをサポートしてくれると言われています。(※3) お味噌汁で手軽にとり入れることができると良いですね。
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