ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

シーチキンとは

値段が手頃でいろんな料理に使え、日持ちもする便利な魚の缶詰。さまざまな商品がありますが、はごろもフーズ株式会社の「シーチキン」はスーパーでよく見かけますよね。

ツナ缶とシーチキンはよく似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。そもそもツナ缶とは、マグロの水煮缶や油漬け缶のこと。一方、シーチキンははごろもフーズ株式会社の登録商標で、商品ブランド名です。

食べた食感が鶏肉に似ているため、「海の鶏(シーチキン)」と名付けられたと言われています。かつてツナ缶がまだ日本の食卓に浸透していなかったころ、多くの人に食べてもらうために考えられた商品名です。

ツナ缶との違い

ツナ(tuna)は、英語で「スズキ目サバ科マグロ属の魚」を意味します。ビンナガ、キハダ、メバチなど約15種類の魚の総称です。

一方、シーチキンはツナ缶の一種ですが、原材料は3種類の魚に限られています。同じシーチキンでも、商品によって使用される魚が異なります。

ツナ缶といえば、シーチキンを連想する人が多いですよね。それだけ広く世間に浸透している人気商品だといえます。

シーチキンマイルドの栄養価

たんぱく質

「シーチキンマイルド」の原材料はかつおで、水煮タイプ・油漬けタイプの2種類があります。水煮タイプ1缶(70g液汁含む)あたりのカロリーは54kcal、たんぱく質量は12.7g。油漬けタイプ1缶(140g液汁含む)あたりのカロリーは427kcal、たんぱく質量は25.2gです。

たんぱく質は筋肉や髪の材料になるほか、ホルモンの成分でもあるため、人間にとって欠かせない栄養素です。シーチキンを食べると、原材料の魚に含まれるたんぱく質を手軽に摂取できますよ。(※1,2,3)

脂質

水煮タイプ1缶(70g液汁含む)あたりの脂質量は0.2g、油漬けタイプ1缶(140g液汁含む)あたりでは36.1gです。

脂質は身体を動かすエネルギー源となりますが、摂り過ぎると肥満につながるおそれが。ダイエット中の方は、オイル不使用の水煮タイプを選ぶと脂質の摂取量を抑えられますよ。(※1,2,4)

素材そのままシーチキンLフレークの栄養価

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