じゃがいもの旬と産地

じゃがいもは、植えてから3~4ヶ月で収穫でき、保存がきくので、1年を通して出荷されている野菜です。地域によって植える時期や収穫の時期に違いはありますが、年間を通しておいしいものが出回っています。 じゃがいものなかでも「新じゃが」と呼ばれるものは、春から初夏に出回るものをさします。貯蔵を経ずにすぐ出荷されるので、皮が薄く、みずみずしさをもっているのが特徴です。

産地

じゃがいもの産地と聞いてイメージするのは北海道。全国の生産量の約7割を占める北海道では、じゃがいもを大規模農場で大量に作っています。この地域では、春に植えたものを夏過ぎに収穫するのが一般的です。 つぎに生産量が多いのが長崎や鹿児島。これらの地域では年2回収穫期があり、とくに冬に植えたものを春に収穫したものは「新じゃが」として出荷されます。

じゃがいもの選び方とおすすめの食べ方

選び方

まずはじゃがいもの外観をチェック!表面に傷やしわが少なく、ふっくらと丸みのあるものを選びましょう。また、でこぼこが多いものは生育不良なので、避けた方がいいですよ。 また、芽が出ているものや緑色に変色したものも避けましょう。芽にはソラニンという有毒物質が含まれているので要注意。また、緑色に変色したものは日にあたり、有毒成分が作られはじめられている可能性があります。

おすすめの食べ方

男爵やきたあかりなど「粉質タイプ」は、粉ふきいもやじゃがバター、コロッケやポテトサラダに向いています。一方、煮崩れしやすいので煮物やカレー、シチューなどには向きません。 メークインやインカのめざめなど「粘質タイプ」は、煮崩れしにくいので煮込み料理にうってつけです。また、インカのめざめは油で揚げても濃黄色を保てるため、ポテトチップスやフライドポテトなどにも向いています。

各品種の向き・不向きを知って料理に上手に生かそう!

じゃがいもには、品種ごとにそれぞれ向き・不向きがあります。男爵やきたあかりなど「粉質」のじゃがいもは、ホクホク食感を活かしたじゃがバターや粉ふきいも、コロッケなどに。「粘質」のメークインは煮崩れしにくいので、煮込み料理やスープに。 揚げても濃い黄色を保てるインカのめざめは、ポテトチップスやフライドポテトなどのおやつに。今回ご紹介したポイントを頭に入れておくと、なにかと重宝するはず!それぞれの特徴を知って、上手に料理に生かしましょう。
【参考文献】
▼じゃがいものおすすめレシピはこちら
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ