ひまわりの種に栄養はある？食べ方・食べ過ぎによるリスクを管理栄養士が解説 (2ページ目)

ひまわりの種。小さいけど実は高カロリー？

種類	カロリー	糖質量
ひまわりの種（フライ、味付け）	587kcal	10.3g
アーモンド（フライ、味付け）	626kcal	7.8g
くるみ（いり）	713kcal	4.2g
ぎんなん（生）	168kcal	33.2g
くり（生）	147kcal	32.7g

（※3,8,9,10,11）

発芽という大イベントを控えている種実類は、カロリーの高いものが多い傾向にあります。ひまわりの種とほかの種実類を100gあたりで比べてみましょう。

種実類は、脂質が多いものと、糖質が多いものに分けられます。ひまわりの種は脂質が多い種実に分類されます。糖質（炭水化物）は1gあたり4kcalに対して、脂質は1g当たり9kcalのカロリーを持つため、必然的に脂質が多い種実のカロリーはぎんなんやくりより高くなります。

見た目は小さくても、実は高カロリーなひまわりの種。食べ過ぎには注意が必要ですね。（※12）

ひまわりの種の食べ方

ポイント

殻をむいた種を炒って食べる
料理やお菓子のトッピングに使う

ひまわりの種は、硬い殻に包まれています。そのため、食べる際は殻をむく必要がありますよ。フライパンで炒ってしっかりと乾燥させてから食べましょう。

また、クルトンのようにサラダやスープにトッピングするのもおすすめ。グラノーラやヨーグルト、クッキーなどに入れてもおいしいですよ。

ひまわりの種の栄養や食べ方についてのQ＆A

Q. ひまわりの種を食べてよい量は一日に何粒？

A：おやつによいと言われることの多いナッツ類。一般的におやつは200kcal程度が推奨されています。そのため、ひまわりの種（殻むき）だけで約200kcal食べると仮定した場合、約30g（大さじ2杯程度）となります。1粒あたりおよそ0.2gなので、計算上は150粒までなら大丈夫といえます。

とはいえ、ひまわりの種をそれほど多く食べる必要性はありません。味付きの場合には塩分にも注意が必要です。

気付くとポリポリ食べていたということになりやすいナッツ類。ひまわりの種も同様に、知らないうちにたくさん食べていたということにならないように気をつけましょう。（※3,13,14）