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切れ味抜群!堺の包丁ってどんな包丁?
堺打刃物の歴史
金属加工技術である鍛造と、研ぎの技術で知られる大阪・堺市で初めて鍛造がおこなわれたのは、5世紀頃といわれています。戦国時代にポルトガルから火縄銃が伝来すると火縄銃の産地となり、江戸時代になると、タバコの葉を刻むタバコ包丁など実用品が多く造られるようになりました。
堺で作られた打刃物は「品質がよい」と徳川幕府から認められたことにより、堺産のものは「堺極」の印を付けて売られるようになったそうです。
堺で作られた打刃物は「品質がよい」と徳川幕府から認められたことにより、堺産のものは「堺極」の印を付けて売られるようになったそうです。
堺打刃物の特徴
切れ味がよく硬度も高い堺の包丁は、国内の料理人の9割近くが使っているといわれています。鉄でできているため、ステンレスに比べると錆びやすく、刃こぼれもしやすいという特徴もありますが、しっかり手入れをすれば半永久的に使用することができます。最近では、家庭で使いやすいステンレス製のものも製造されていますよ。
堺打刃物の製造工程
堺打刃物は、鍛造、研ぎ、柄付けをそれぞれ専門の職人がおこなう分業制。高い技術を持った職人達が、1本の刃物を作りあげています。
鍛造
極軟鉄と炭素鋼を鍛接するため、高温で熱し叩き延ばす作業を繰り返し、粘りと硬さのある刃を作る。
刃付け
汚れを取ったあと、ハンマーやタガネで整えながら刃を薄く研ぐ。何度も繰り返し刃を研ぎ出したら、磨き艶を出す。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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