ライター : macaroni 編集部

Today's Foodie

Kei/料理家
鎌倉市出身。明治11年創業の老舗ホテルでフレンチの修行を積み、退社後、ドラマ、映画、舞台などで俳優活動をしながら調理師免許、フードコーディネーター認定書を取得する。メディアや自身の料理教室を通じ、女性をときめかせたいと願う男子へ向けた『僕の番ごはん』を提案するなど、精力的に活動中。

鎌倉のイケメンは平たい皿が好き。

Photo by macaroni

今回macaroni取材班が向かった先は、神奈川県鎌倉市。かつては副都として機能した、長い歴史をもった街です。風光明媚な土地で、観光地然とした通りを歩いているだけで気分が良かったのですが、海があり山もあるという完全無欠のリゾートである一方、起伏が多いのが玉にキズ。登って下ってまた登って、さらに下っても目的の場所はまだ見えません。 そんな鎌倉をぽてぽて歩いてたどり着いたのは、Keiさんのご自宅。Keiさんといえば、元俳優の経歴をもつ異色の料理研究家です。いったいどんな人だろう?とドキドキしながらチャイムを鳴らすと、由比ヶ浜の海風をそのまま人の形にしたようなイケメンが現れました。 颯爽と歩くKeiさんについてなかに入ると、ダイニングのテーブルにはすでに愛用の食器が用意されていました。さすがは人気料理家。できる男は準備も周到です。 青、白、黒と、持ち主同様涼しげな色の食器たち。見惚れるように眺めていたら、ひとつ共通点を見つけました。高さのないものが多いのです。ほとんどのアイテムが平べったくて、横から見たら「なにもないぞ?」と勘違いしてしまいそう。 「じゃあ上から見てください(笑)。僕はフレンチ出身のせいか、もっている食器がプレートばかりなんです。リムも含めて盛り上がりのないフラットな品が好みで」 坂道の多いところに住むと、平らなものを身近に置いて心のバランスをとるのでしょうか。道中の起伏に苦労しながら鎌倉の街を歩いたばかりだからか、やや意地の悪い推測が頭をかすめます。こちらの表情でそれを察知したのか、「違いますよ」と心外そうなKeiさん。「フラットなプレートを好んで買う理由がちゃんとあります」と念入りに訂正します。 心を読まれたことにも驚きましたが、それより先にKeiさんが言う“理由”が気になります。なぜ好んでフラットなプレートを選ぶのか……、愛用品それぞれの魅力とともに、そちらも合わせてうかがうことにしました。

1.【皿】イデー

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「このお皿はホーローのような見た目とマットなカラーがお気に入りです。以前、友人の誕生日のときにこのプレートにデザートをのせて出し、そのプレートをそのままあげるっていう演出をしたことも。ワンプレートとして使うにもちょうどいい大きさです」

2.【皿】ヴィルジニア「ディナープレート」

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「3年くらい前に友人の勤めていた雑貨屋さんで購入しました。色合いとさわったときの質感がお気に入りですね。温かい料理やチキンステーキが合うと思います。ホームパーティーのときなど、みんなでシェアしたい料理に使っています」

ITEM

ヴィルジニア「ディナープレート」

¥5,665

サイズ:φ28×H3㎝

※2018年8月10日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

3.【皿】メルカリで購入したホーロー皿

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「このアイテムは2〜3年前にメルカリで手にいれました。ふつうに手に入れようと思っても、ホーロー皿ってなかなか売ってないんですよね。僕はインダストリアル(=工業的)なものが好きで、このお皿のブリキっぽい感じがかわいいなって思います。冷製パスタをのせるといい感じに絵になりますよ」

4.【皿】ブルーノ「マルチスレート」

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「僕、スレートが好きなんですよ。もう2年くらい愛用してますが、ホームパーティーにも大活躍です。黒一色なので料理が映えますね。同梱されている食べられるチョークでイラストや文字を書くと、遊び心のある仕上がりになります」
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